家族4人で月5万円の食費は倹約してるといえるのか?

  • 投稿 : 2011-02-25
  • 更新 : 2013-06-20
ガス代 6007円
水道代 2636円
これは冬季の4人家族としては常識的な金額に収まっています。
家賃が15000円であることから、ガスがプロパンである可能性もあります。
その場合は限界まで削っていると言っていいでしょう。
via: 一日食費416円で生活していたら、贅沢と言われてフルボッコ(情報の海の漂流者)
食料品って地域によってかなり値段が違ったりするので単純に食費を比較できないことも多いんですね。しかし、家族4人で食費が月5万円で妥当かどうかわからないけど、節約してますよという金額ではないと個人的には思います。ただ、節約してないからといてどうだという意見もありません。

プロパンガスの地域かもといってますが、そうだとすると田舎だと思うので食料品の値段が安いはずです。だとしたら都会の5万円とは違うんです。しかし本当にプロパンガスか?というと疑問が残ります。冬場なら、都市ガスでも毎日お風呂に入ってれば5000円は超えると思うのですが・・・。

私は妻との二人家庭なのですが、冬季(1、2月)のガス料金が7500円程度になります。私は少し高いのではないか、使いすぎているのではないか、と思うのですが、みなさんのご家庭ではいかがでしょうか。
via: ガス料金二人家庭の平均的な金額は?
ここでガス代を、家族でわって1日いくらと出すことは意味のあることでしょうか?それと同じく、食費を単純に日数と人数で割った値に意味なんかないんです。1人より4人作るほうが4倍食費がかかるわけでないということに注意が必要です。給食があるから1食いらないとかも誤差の範囲になることも多いです。同じ一日一人当たりの金額同じでも、人数をまとめて作るほうが有利なんです。

一人一日416円食費を毎日渡すので、これでやって頂戴というのと、月5万円渡すのでこれでやって頂戴というかんじで渡されるのとでは違うのです。前者だと節約はほぼ無理です。しかし後者なら可能です。

一人当たりの食費の妥当性を考えるより、生活費の妥当性を考えるより、本当は違う議論が必要なのでは?これで生活費は妥当だから周りが文句をいうなと言っても、ぜんぜん意味ないと思うし、実際問題、「これで私が批判したのは間違ってました」という人がそんなに出てくるとも思えないのですが・・。だから、生活費が少々妥当でなくても、そういう人たちが納得する理論が必要でしょう。

【追記】
fut573 言及された コメントした。保育園が見つからない(待機児童)の時点で都市部の可能性が高いので、田舎は無いと思うけど
via: はてなブックマーク > 家族4人で月5万円の食費は倹約してるといえるのか...
プロパンガスの地域=田舎だろうという概念があるためです。都市部でもプロパンガスが一般的なのでしょうか?このことを取り上げたのは、プロパンだから高いとするのなら、それだったら食費は安くなる可能性もあるのではないか?ということを示したかったのです。都合のいい理由付けばかりでしたらだれでもできますから、総合的につじづまがあうべきだと思いますので。また、家賃が15000円であることも指摘してますが、これも都市部でないという意味ではないのでしょうか?都市部でも家賃が安い地域という解釈でしょうか?家賃が安い地域なら、食料品も安いのでは?

また、私のブログでもかきましたが、このような理論は非生産的で無意味だと思います。都市部か田舎なのかは重要でないとはいいませんが、そんなことして意味あるのか?というのを私は言いたいのです。仮にあなたの生活費に対する考察が正しいとしても、正しさをただぶつけて何になるのでしょう?また、あなたが正しいとしても、周りを納得させることははてなブックマークやコメントを見る限り無理だと思います。

一部の人は言ってるのは、食費はもう少し節約できるのではないか?ということです。それは不可能とはいえないでしょう。また、同じ条件でももっと食費を抑えているという事実を言っている人も否定できません。条件は違うが、この状況よりひどい状況でも食費はこれだけだといってる人もいます。

節約できるだろうし、事実だといってるのは事実でしょう。そこから何を主張するのかは別問題なのです。それなのに、この生活費は妥当なレベルだからといって、その人たちに何を納得しろというのでしょう。

追記:2011/04/14
1.この金額が妥当だと証明することは可能なのか?
 推理ゲームでは証明できない
2.この金額が妥当だと証明することで何を変えることができるのか?
 このケースのみ妥当だということがわかり、このケースに対する批判は不当だと
 いうことがわかる。
 ただし、不当だと言ってた人々はもうこのことを忘れている
 この1ケースだけは妥当だけど、今後その矛先がほかに向かない保証はどこにもない。
 この1ケースだけを救いたいのなら、証明できれば成功。
 ただ、1での指摘通り、推理ゲームしかしてないので証明できない。

※読むに堪えないので、ブックマークコメントもほぼ読んでないし、元記事関係の派生もブログのタイトルを数回見ただけなので、本当は今頃、ものすごくいい話になっていて生活保護に対する理解が多くの人へ浸透しているのかもしれません。
牛丼の1杯いくらの値段競争かと間違うようなことにはなってないとは思いたいところです。

そもそも生活保護で保障すべき人間らしい生活というのはどの程度のものなのかという一番大事な点が論点であるべきでしょう。妥当かどうかの基準を決めているのはここなんですから。生活保護の掟──生活保護関連裁判電網管見とかをみると・・・。
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