オンラインブックマーク禁止問題に限らないんだけど【ネットでのコミュニケーション】

傷ついているのは両者とも?

再論:オンラインブックマーク禁止問題-deztec.jp

この方の真意は私にはちょっとわからないのですが、比較的きれいにまとまって中立的に書かれているなと思いました。

だから結局、オンラインブックマーク禁止問題とは、「禁止といっているのにブックマークされて傷ついた」VS「自由な行為に文句をつけられて傷ついた」という精神的被害の言い立て合いである。ちなみに法律は、「オンラインブックマーク禁止と叫ぶ自由」と「それでもブックマークする自由」を、ともに認めている

私は前者の傷ついたという部分を気にしていたが、後者の傷ついたということにはちょっと無関心だったように思えます。

もちろんのことだが、後者においても傷ついている人もいようが、そうでない人もいるのは当然です。

そんなこと言われるのは、(大人気ないけど)嫌だとかいうのもひとつの傷ついたということだと思います。生理的に認められないとかいうのも傷ついた現象の一つでしょう。本人は無意識のうちに傷ついて、その防御本能的な行為として反論をしている可能性もあるわけです。

何もないのならスルーできるでしょうし放置もできると私は思います。過剰に反応?するのは無意識に傷ついているからだと思います。


傷ついた経験があれば人の痛みがわかる?

「人は傷ついた経験から人の痛みがわかったり人を気遣えるようになる」と一般的にいわれてますが、実際はそういうケースは少なくなかなかそうならないと思います。人を気遣えても、人の痛みをわかってるつもりだけで、その人の痛みをわかっていない場合も多かったりするわけです。

それでも、気遣えるだけでもかなりよいことでしょうし人の痛みを理解しようということもよいことだとは思います。

また、当然の報いによる「痛み」は自業自得と切り捨てる考えをする人もいます。そういう人たちも含め多くの人に共感を得るような説得というのは案外難しいものなのです。


コミュニケーション

「そんなことを嫌がるなんておかしいよ」と説得する側と、「嫌がることを無理にしなくてもよいではないか」と説得する側とは実は裏表で、実際には同じことを主張しあってるだけなのです。しかしながら、お互い理解できないのです。

相手に何かを期待するのはやめたほうがよいというのも局所的には正しいのですが、一般論にまで広げると正しいときもあり、正しくないときもあるとしかいえません。局所的な正しさを、自分自身のもつ世界観が狭いため、それが唯一の真実のように錯覚してしまう危険性をはらんでいます。それは、私は正論を言っている、正しいことを言っている、世間一般的にも正しいといえるときほど、疑ってみるべきです。

また、コミュニケーションにおいては多くのものは対称的でないということに気をつけなければならないと私は考えてます。

自分自身を戒めるような言葉を自分自身に使うのは問題ないでしょうが、それを相手に使うのはコミュニケーションとしてはよくない場合がおおいでしょう。たとえば、思いやりなどは相手に使うべきものであって、相手に要求するものでないということです。

論理的な整合性や対称性は、コミュニケーションにおいては意味を持たないこともあるのです。


コミュニケーションに関して過去に考えたこと

検索除けについて調べて考えてみた」では、相手の価値観や文化を理解できないのに何かを批判する危険性について書いたつもりです。

[原発関係]どうして意見の食い違いが生じるのか?」では、どちらもそれなりに正しく、それでいて堂々巡りする現象について書きました。

買占め批判する人に」では、正論で誰かを批判する場合の落とし穴みたいなものを書きました。

何かを生み出すちから」の中では、特定の人をみんなで否定や批判することが楽しいこともあることを書きました。

考えるとは 」では、本当の意味で考えるということに関して書きました。考えたとか検討したとか推敲したとか言う場合において、多くの場合においてそれは「考えてない」ということだということを指摘しました。

科学的、論理的ということと善悪は何の関係もない【倫理の問題】」では、論理的であることの適用範囲に書きました。論理的に正しいというのは論理的に正しいという意味であって、ほかの何かを正しいといっているわけではないということです。単に論理矛盾がないという状態です。

人はわかりやすいその人にとって心地よい回答を望む【説得と交渉】」では、人が受け入れやすい意見というものに関して書きました。論理的なものが好きは論理を要求するので、心情的な同意では無理だということです。


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