世界は、誤読のみで成立している【誤読をさせない方法論はあるのか?】

世の中から誤読をなくするように不断の努力を続けていくという、その態度表明のことです。世の中には、「誤読の自由」などと言ってそれを放置することを推奨する人さえいますが、そうした態度では、ただでさえ少ない建設的な議論や話し合いというものが、ますますこの世から少なくなってしまいます。それを少しでも食い止めるためには、「許さない」という強い決意で臨むくらいがちょうど良いので、こうした言葉になったまでです。
日本語とは(大西宏さんにとって)難しいものだ - ハックルベリーに会いに行く

意地悪いうのなら、プロなんだったら、誤読しずらい文章を書くことも可能なのでは?と思う。まあ、誤読というのは想定外の読み方をされるという点においては、結果を見てから、なぜそうしなかったのか?と問うのは意味ないことだとは僕は思います。

僕自身も、岩崎夏海さんがてっきり反対だとばかり思ってました。そう思ったのは、もちろん、岩崎夏海さんのブログを最初に読んだからではありません。

「本は購入した方の所有物ですから、破こうと捨てようと作家は口出しできる立場にはありません」
と主張。さらに、佐藤さんは

「自炊は本をデータに置き換えて、個人の範囲内で使用する物ですから、作家活動には何ら影響を与えません」
などと持論を展開している。

 この佐藤さんの意見に対し、小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の作者・岩崎さんは12月25日、自身のブログで次のように異論を唱えている。
「本は、購入した人の所有物ではありません。そもそも、太陽とか土とか水でできた紙を使ってできた本を、数百円払ったくらいで『所有』しているという考え方がおこがましい。当たり前ですが、本でも何でも、一個人の完全な所有物となるものなんて、この世にはありません」
買った本を裁断は良い?悪い? "自炊"問題受け「ブラよろ」「もしドラ」作者同士が論戦

この展開で、反対だと思わない人のほうが少ないと思うんです。確かに、このニュースでも、買った本を裁断は良い?て書いてるだけですし、それは早合点だというのも理解できなくはないですが、僕も早合点しました。

ただ、その早合点は、誤読でなくて、より文章を理解しようという意識からくるものではないでしょうか?だって、ホントウに書いてある文章のまま受け取ることは、読解でもなんでもないわけですから。

それ以上のことは言っていないというのは事実でしょうが、通常はそれ以上のことを伝えたりするために表現するものではないかと思うのです。

誤読というのは、僕の目から見ると世界に溢れてまして、それを放置してもいいとは思いませんが、現実問題、誤読という問題は難しい面をはらんでいると思います。誤読は価値観に左右されるものだからという傾向があるからです。

たとえば、科学信仰者らしき人ととスピチュアルな人が会話しても成立してるのを僕は見たことがありません。
参考記事:人はわかりやすいその人にとって心地よい回答を望む 【説得と交渉】

岩崎夏海さんの独自の世界観で説明されても、それは相手から見て誤読しないでというのはものすごくハードルが高いものだと思います。

聖書だって、あれだけの解釈があるわけですので、それを誤読とよんでいいのなら撲滅させることは難しいと思います。また、多くの人は都合のいい誤読は放置する傾向にあり、都合の悪い誤読だけを指摘する傾向にありそうな気がします。本来は、どっちも誤読なはずです。

僕の好みでは、他人の書いたものを誤読するのはなるべく避けましょうというのは心地よく聞けるんだけど、自分自身の書いたものを誤読するのはやめてほしいと言われるとちょっと気分よくない感じです。単に、僕の人間の小ささに過ぎないとは思います。根本的に好きでない人の文章は誤読してしまう傾向にあると思います。これも、人間の小ささと関係があるのだとは思います。

誤読を便利に使おうとすれば、想定外と同じ要領で使うことが可能だとも思います。それは誤読です。あれも誤読です。書き手の想定外の理解なんだから、誤読でしょう。もちろん、書き手と関係ない文法的に見ても文脈的にみても多くの人が認める誤読というものもあります。でも、誤読と書くと、どれもかれもが含まれる可能性があるわけですね。

あと、アルファブログガー(死語?)の人の多くは、わざと誤読して自分自身の世界に持ち込んで話を展開して読者を楽しませてる?人が多いと思います。ワザとでなくて、天然ボケの人もいるとは思いますが・・。アルファブログガー(死語?)同士のマーケティング戦略なのかしら?と思ってましたが、どうなんでしょうね。


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