日光浴とビタミンDの関係について【くる病】

O脚や背中が曲がるなど、子どもの骨の発育不良を起こす「くる病」が増えている。ビタミンDの不足で発症し、栄養状態が悪かった過去の病気とみられていたが、再燃してきた。日光を過度に避けることが一因となっている。



 堺市の男児の母は、男児に母乳のみ与えていたが、ビタミンDを多く含む粉ミルクも飲ませるようにした。男児は血中のビタミンD値が正常に戻り、骨の曲がりもなく育っている。母は「ビタミンDについて妊娠中も産後も聞いた覚えがなかった。不足しないように気を付けることを広く知らせてほしい」と訴える。


 体内でのビタミンDの合成は、紫外線が皮膚にあたることで進む。だが、紫外線が皮膚がんにつながることへの不安が高まり、子どもの外出を控えたり、日焼け止めを常に塗ったりして、過度に紫外線を避ける習慣が広がった。かつては母子手帳に日光浴を勧める記載があったが、現在は、屋外の新鮮な空気にふれさせる「外気浴」という言葉に置き換わっている。
子どもの「くる病」増える 戦後ほぼ消えたはずでは…:朝日新聞デジタル


最近どのニュースも、なんか煽り気味に書かれていて僕自身は冷静に読めなかったりするので、気が向いたときにどの程度の話なんだろう?と検索で調べることもあります。

粉ミルクを併用していたら、大丈夫そうには読めるけどどうなんでしょうね。

妊娠後期にある程度、日光浴をしたほうがよいみたい

実際、京都市内で2006年から2007年にかけての1年間に出生した新生児1120人を対象とした調査*4では、全体の22.0%にビタミンD欠乏症を示唆する頭蓋ろうが認められました。しかも発症には明らかな季節変動性が認められ、胎児の骨量が増加する妊娠後期が太陽紫外光の弱い冬季であった4~5月出生児に、特に頭蓋ろうの頻度が高いという結果が示されています。
体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定 -札幌の冬季にはつくばの3倍以上の日光浴が必要-|2013年度|国立環境研究所


今まで通りの生活でも、もしかすると日光浴は十分な可能性はある

その結果、両手・顔を晴天日の太陽光に露出したと仮定した場合、紫外線の弱い冬の12月の正午では、那覇で8分、つくばでは22分の日光浴で必要量のビタミンDを生成することができるものの、緯度の高い札幌では、つくばの3倍以上の76分日光浴をしないと必要量のビタミンDを生成しないことが判りました。紫外線を浴びすぎるとシミやしわ、皮膚がんの原因となることから、最近極度に紫外線を忌諱する風潮も一部で見受けられますが、冬季の北日本などでは食物からのビタミンD摂取に加え、積極的な日光浴が推奨されることが今回の研究で明らかとなりました。
なお、本研究結果は、8月30日発行の日本ビタミン学会の機関誌「Journal of Nutritional Science and Vitaminology」に掲載されます。
体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定 -札幌の冬季にはつくばの3倍以上の日光浴が必要-|2013年度|国立環境研究所


紫外線の弱い12月の正午
・那覇で8分
・つくばで22分
・札幌で76分

日光浴だけで1日に必要なビタミンDを生成するには上記の時間必要ってことです。
これを長いとみるか、短いと見るかは現状の生活次第ですけどね。

僕は男だけど、中年になってから日焼け止め塗ってるけど、冬場とかは塗ってないので・・・。
女性もそうだと思うんだけど、実際は知らない。

紫外線の弱い時期は、1年で3か月しかない

このグラフを見てわかるように、紫外線が弱い時期は一年間でも11月から1月の3ヶ月だけ。2月から少しずつ紫外線量が上がっていき、真夏にピークを迎える傾向があるようです。

つまり、紫外線対策はできれば春から行ったほうがよい、ということです。
紫外線|スギ薬局グループ お客さまサイト


ビタミンD生成に必要な日光照射時間


こんな感じのデータはあります。

ビタミンDは水溶性ビタミンじゃないので・・

脂溶性ビタミンは水洗いや加熱調理による損失が少なく、油と一緒に調理し摂取することにより吸収率が高まる。なお、過剰に摂取した場合、水溶性ビタミンのように尿で排出されないので人体に害を及ぼす場合がある。
脂溶性ビタミン - Wikipedia


過剰摂取は危険。
食事程度では過剰摂取にならないとおもうけど、ビタミン剤とかで解決しようとする場合などは覚えておいた方がよいと思う。

くる病

ビタミンD欠乏症と依存症
日光への暴露が不十分だと,ビタミンD欠乏症が起こりやすくなる。欠乏症により,骨石灰化が損なわれ,小児ではくる病を,成人では骨軟化症を引き起こし,また骨粗鬆症の原因となる可能性がある。治療は通常,ビタミンD,カルシウム,リン酸の経口投与による。予防は多くの場合可能である。まれに,遺伝性疾患によりビタミンDの代謝障害が起こる(依存症)。



臨床上の欠乏に至るには,通常,日光への暴露およびビタミンD摂取が不十分な状態が同時に起こる必要がある。欠乏症に陥りやすい人は,高齢者(しばしば栄養不良にあり,日光への暴露が不十分),ある状況に置かれた人々(例,家に閉じこもっているか,または全身と顔を衣服で覆っている女性や小児)などである。
ビタミンD: ビタミンの欠乏症,依存症,および中毒症: メルクマニュアル18版 日本語版


・日光への暴露
・ビタミンD摂取が不十分な状態

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