読んでみた、「インクルージョン思考 複数の問題を一気に解決する」【石田 章洋】


お勧め度:(4点)

・実践的な内容なので、実際に試してみることができる
・特別な能力を必要としない内容である
・具体性がある
・実用書としてでなくて、読み物としても楽しめる

あと、本の内容とは関係ないけど、表装?に毎回こだわりがあるようで、今回もイイ感じだと思います。これぞ、本を紙で読む楽しみみたいなところですね。表紙の手触り感が今回もいいです。触感と視覚に訴えるものがあります。

本書の流れ(ストーリ)

  • A.アイディアを生み出すための「インクルージョン思考」について(Chapter.1)
  • B.アイディアを生み出すときの障害(Chapter.2)
  • C.アイディアを生み出す準備とその段階について(Chapter.3)
  • D.アイディアを生み出す4段階の解説
    • 第一段階:本来の目的(高次の目的)を見抜く(Chapter.4)
    • 第二段階:目的に沿った材料・資料集め(Chapter.5)
    • 第三段階:異なる分野の材料と結びつける(Chapter.6)
    • 第四段階:ひらめきを待つ(Chapter.7)
  • E.アイディアを生み出す手法を獲得するための日常習慣(Chapter.8)

・インクルージョン = 包括的
・思考 = アイデア(発想法)->問題解決

本書というか石田氏の思考では、「問題解決するために、発想する・アイディアがある」という感じに見えるので、本書の流れは私流にまとめると上記のようになるのではないか?と思います。

基本は、アイディアを生み出すための方法論(発想法)だと思います。

A.アイディアを生み出すための「インクルージョン思考」について


アイディアとは複数の問題を一気に解決するものだ」とズバリ言い切ったのは、宮本さんが初めてだったのではないでしょうか?

引用:P23


逆に、複数の問題を一気に解決するものだという認識をもてば、アイディアの生み出しかたが変わるのでは?という部分はあろうと思います。そういう部分が、インクルージョン(包括的)と呼んでいるのかもと思います。

・問題というのは複合要因である
・ミクロに考えないで、マクロに考えてみれば

要約するとこんなかんじですけど、まあ読み物としてもこのあたりは楽しめると思います。

B.アイディアを生み出すときの障害


・間違いだらけのアイディア発想法
・「ぶっとんだアイディア」はいらない
・「論理的な思考」もいらない
・100%新しいアイディアはない
・「売れる企画」というものもない
・「二匹目のドジョウ」は狙っても釣れない
・妥協案は「その場しのぎ」にしかならない
・みんなで一緒にアイディアを考えない
・「フツーの人」の感覚を持ち続ける
・「自分はこうしたい」の発想を捨てる
・最後まで言い訳を考えない

引用:インクルージョン思考 Chapter.2のタイトル


タイトル(目次)だけをあげるとこんな感じです。
障害というのは、固定観念に縛られているものも多く、一部はそういうものから解放されるで発想の幅を広げることができると思う。

というのは、今まで通りの発想方法では限界があるから、本書を読むわけで、今現状の発想方法の一部は障害となっているわけですね。

箇条書きだけでは詳細な内容はわからないとは思いますが、該当しそうなものがありますか?あるとしたら、本書はあなたにとっても有効な内容かもしれません。

C.アイディアを生み出す準備とその段階について


第1段階:資料集め(特殊な知識、一般的な知恵)
第2段階:資料を咀嚼するプロセス
第3段階:問題をすべて忘れ、完全に心の外に追い出す
第4段階:どこからともなく、アイディアが浮かんでくる
第5段階:生まれたてのアイディアを現実の世の中に連れ出す
引用:P69


ジェームズ・W・ヤングの「アイディアの作り方 -Amazon」(1940年)の中にかかれているアイディアがひらめくための5つのステップだそうです。ヤング以外にも他の人も同様のことを言っていることが本書では書かれています。

「第4段階」がブラックボックス化されてるわけですが、本書ではその部分を具体性をもって明確化した感じで「インクルージョン思考」というネーミングで、次章の「アイディアを生み出す4段階の解説」で解説されてるようです。

過去の偉人たちの汎用的な方法論をより現代風に具体化したものが本書かもしれません。

D.アイディアを生み出す4段階の解説


第1段階 高次の目的を決めて旅立つ(Chapter.4)
第2段階 目的に従って材料を集める(Chapter.5)
第3段階 異なる分野の材料をつなげる(Chapter.6)
第4段階 手放して「ひらめき」とともに帰ってくる(Chapter.7)

引用:目次のタイトル
この部分が、本書の本題というか中身なんですが、興味ある人は読んでみてくださいねってことで・・・。というか要約で伝えるのは無理があるということだけなんですね。

方法論としては具体性があるので、試しやすいとは思います。
具体的な方法論とその理由(意味)の両方を把握しないと意味をなさないと思うので、タイトルでは想像しかできないかとは思います。ごめんなさい。

E.アイディアを生み出す手法を獲得するための日常習慣


習慣1:好奇心を持ち続けてストックを増やす
習慣2:必ず「日付の入った」メモを取ろう
習慣3:インプットは雑食系を心がける
習慣4:デスク周りは「綺麗に」散らかそう
習慣5:ぼーっとする時間を「意識的に」つくる
習慣6:毎日、誰かを笑顔にしよう!
習慣7:自らを世界の一部だと考える
引用:インクルージョン思考 Chapter.8のタイトル


前章の4段階っというのは具体性があるのですが、いきなり実践できる人ばかりではないかと思います。そう場合に、日常習慣として上記のようなことをしておけば、準備できている段階にはなれるという感じのようです。

日々の何気ない生活での積み重ねが、最終的にはアイディアを生み出すという話なのかもしれません。

メモには日付を入れたほうが良いと僕も思います。人間って結局、時系列で把握するのが一番効率的な感じがします。昔、流行した「超整理法」も時系列に並べる系だったと思います。

また、最後のページの参考文献一覧が役に立つ人もいるかも。



レビュープラスさん経由で、「インクルージョン思考 石田 章洋 -Amazon」をいただいて、本エントリーは書いています。


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