イノシシの生食(なましょく)は危険という話について

肉の生食は危険。野生系の肉は特に危険っていう話だと思う。
でもって、そういう知識をもって、食べないほうが良いと思うというのが私の感想。

イノシシもクマも危険。

Posted on 2013年7月7日 by Takamidai-clinic
先日、西表島に行ってきました。
サガリバナという花を観察するために早朝に移動していた際、イノシシに遭遇しました。
地元のガイドさんが言うには、西表島ではイノシシを刺身にして食べるそうです。



いずれの予防方法もイノシシを食べないか、食べるとしても十分に加熱することにつきます。
西表島のイノシシはくさみがなくておいしいそうですが、もしすすめられても上記のリスクと天秤にかけて生食は辞退しようと思います。
イノシシの生食(なましょく)は危険です | 地域医療に貢献する


個人ブログからの引用ですが、上記の文章から私が妄想するに、西表島では普通にイノシシの生食の文化があるのではないか?っていうことですね。そういう文化圏の中では、いろいろあるんじゃないかなぁと思う。でもって、保健所も実態を知らないなんてことはなさそうに思うんですね。

そういう社会的な問題はともかく、どういう危険性があるか?てことです。



1. 肺吸虫症(ウェステルマン肺吸虫、宮崎肺吸虫)
2008年IASR
2. 旋毛虫症(Trichinella spiralis)
1982年に四日市市の料理屋でツキノワグマの生食により6人中4人が発症した事例が有名です。
マイナス30度で6ヶ月冷凍された肉でも感染した報告もあるようです。
3. E型肝炎(E型肝炎ウイルス)
イノシシの生食(なましょく)は危険です | 地域医療に貢献する


同じ方からの引用ですが、詳細は上記引用元で・・。

・冷凍だけではだめ
・加熱しないとだめ

どうしても食べたいのなら、加熱しないとかなり危険ってことになろうと思う。

 1981年12月から1982年1月にかけて三重県四日市市のM旅館でツキノワグマの冷凍肉のサシミを食べた413人中172人が、発疹・顔面浮腫・筋肉痛・倦怠感などの症状を示しました。ツキノワグマの冷凍肉から旋毛虫(
Trichinella spiralis )が検出され、ツキノワグマの冷凍肉のサシミを食べた人60人で旋毛虫( Trichinella spiralis )に対する抗体が陽性となりました。このツキノワグマは、京都府および兵庫県で捕獲されたもので仕入れ業者は解体後販売時まで-27℃で保存していました。三重県四日市市のM旅館は仕入れ後は-15℃で保存し、サシミで客に提供していました。旋毛虫( Trichinella spiralis )で汚染されていたツキノワグマの冷凍肉を十分加熱することなく食べたことにより客が旋毛虫感染症(トリヒナ症)となった事件でした。この事件での患者に対するアンケート調査では、ツキノワグマの冷凍肉のサシミを食べてから症状出現までの潜伏期間は、最長54日、最短7日、平均24.3日でした(参考文献1)。なお、日本で初めて確認された旋毛虫感染症(トリヒナ症)の集団発生は、1974年青森県岩崎村で野生のクマの肉をサシミで食べたハンター仲間での集団発生とされています。また、1897年にスウェーデンの北極探検隊の3人組( Salomon August Andree 、 Nils Strindberg 及び Knut Fraenkel) が遭難死したのは、残された日記の記述から、生のクマ肉を食べて旋毛虫感染症(トリヒナ症)の集団発生が起こったためと考えられています(参考文献3)。
横浜市衛生研究所:旋毛虫感染症(トリヒナ症)について


ツキノワグマの生食の話は上記あたりで・・。

あと上記ブログ記事の最後に紹介されているPDFも参考になるかも。

沖縄県衛生環境研究所報 第 43 号(2009)
沖縄県住民への E 型肝炎ウイルス感染経路の推定
http://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/eiken/syoho/documents/s43-103-106_1.pdf

リンクが切れてたので文献で再検索したリンクを載せておきます。


生食してたことがある人の比率みたいなグラフ。やっぱり食文化?なのですかね。
で少しPDFを読んでみるとこのような記述が・・。

これらの結果から,「イノシシ生食」「シカ生食」「イノシ
シ解体」が沖縄県におけるヒトへの HEV 感染経路として推
定され,「ブタ生食」「狩猟により肉・レバー入手」について
も関連が考えられた.しかし,「イノシシ解体」と「狩猟に
より肉・レバー入手」における症例群と対照群の差について
は,狩猟でイノシシを捕獲,解体後,その生肉・生レバーを
摂食したことが原因と考えられたため,「イノシシ生食」の
有無で層化を行い調整オッズ比を求めた.結果,「イノシシ
解体」のオッズ比は 1.69,95%CI は 0.75-3.84,「狩猟によ
り肉・レバー入手」のオッズ比は 1.56,95%CI は 0.55-4.43
で,いずれも有意な差は示されなかったため,これらについ
ては今回の結果から考えられるHEV感染経路からは除外し


まあ、僕は美味しそうでも食べないように我慢する派かな。勧められても、断る派かな。

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