無印良品の「あれ」は決して安くないのに なぜ飛ぶように売れるのか? を読んでみた


コンセプトをつくって、戦略を立て、目標を設定し、プロジェクトを回していく。この長くて面白い旅路を解き明かしていくのも、ここでとりあえずおわりです。(P231)


この本の内容は、本書の上記の引用のように、コンセプトの作り方とそれをどうつかうかについて書かれています。入門書レベルなんだろうけど、結構、きちんと書かれていて、なかなかいい本だなと個人的に感じました。「コンセプト」というキーワードにビビッと来る人は、ぜひ読んでみてくださいね。

コンセプトとは何か?

・リサーチ -> コンセプト 
・コンセプト -> リサーチ

日本の企業が得意なのは、前者ですね。リサーチや経験から、コンセプトを作り出していく方法です。欧米の企業が得意なのは、コンセプトをまず作って、それから活動をするという方法論です。

どちらが正しいとか言うのはなくて、それぞれ、メリットとデメリットがありますよということです。

スティーブジョブズは、リサーチはいらないという。消費者がすでに求めて
いることを満たしても意味はない。その先を行くべきだと。

『消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。
 完成するころには、彼らは新しいものを欲しがるだろう。』
ジョブズのマーケティングリサーチとは? - 海外リサーチから見えてくること -日本人と外国人-


ジョブズのコンセプトの作り方が、上記でいう欧米方式なんですね。
この辺りは、最初のほうに書かれています。

日本のウォークマンとかも、実はこの方式だと思われます。

日本:「前提となるルール」×「型の研鑽」×「コンセプト(事後)」=成果
欧米:「コンセプト(事前)」×「有利なルール化」×「戦略の推進」=成果
(P34)

本書では、こういう感じで書かれています。

知る->作る->使う

プロローグ 無印良品はコンセプトがすごい
Part1. 知る
第一章 なぜ私たち日本人はコンセプトを使いこなせないのか
第二章 コンセプトと失ったものを取り戻す方法
第三章 コンセプトをつくる前に知っておくべき7つのこと
Part2. つくる
第四章 現在地を把握して、資産の棚卸をする
第五章 最高のコンセプトのつくり方
Part3. 使う
第六章 コンセプトの使い方


本書の目次をみればわかりますが、上記のステップにしたがって、コンセプトが説明されています。
どういうものか(特徴、メリット、デメリット)を知って、実際にどうやって作るべきか?、でどう使うべきなのか?という具合ですね。

例は、無印良品だけでなくて、いろいろな著名な会社の例がいろいろあがっています。結果論的な部分もある気がしますが、そこから学ぶこともあるだろうなというのが僕も感想です。

まあ、コンセプトが大事だというのは、多くの人が感じてることだと思いますし、コンセプト次第でうまくいく、いかないというのも肌で感じてる人が多いと思います。

だから、ひらめきや感性でなくて、ある程度、コンセプトというものを論理的、理論的に作り出せないか?と考えたときに、その入門的な知識として本書はよいかなと思います。


レビュープラスさん経由で、「無印良品の「あれ」は決して安くないのに なぜ飛ぶように売れるのか?」をいただいて、本エントリーは書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスは公開されません。
また、コメント欄には、必ず日本語を含めてください(スパム対策)。