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ここの対比を西森先生は描きたかったのであり、このシーンこそがまークンが優しい人になれたということを証明してるんじゃないでしょうか。
西森先生は誰かがまークンに直接「君は優しい人だよ」と言うシーンを避けて、他の人がまークンを見てどういう表情をするかという(1服と最終服の対比で)視覚的に「まークンが優しい人になれた」という演出をしたのかなと思いました。
「お茶にごす。」 いい最終回でした! |プリン味サワー
このレビューをみて、僕の長年のモヤモヤした疑問が解けたような気がしたんですね。
「やさしい」とはなにか?
「やさしい人」とはどういう人か?
もしかすると、行為や結果でなくて、単に、やさしい気持ちにさせてくれる人が、やさしい人ではないのかな?と。
そういう風に考えて、この作品をみてみると、登場人物それぞれの「やさしさ」があったなとは思いました。
背景について
「お茶にごす。」最終巻 サンデー掲載時よりわかりやすくなってます|プリン味サワー漫画「お茶にごす。」の背景がユカイな件。 : 魁!腹筋塾!
今まで、背景とかそういうのを気にしたことがなかったんですが、こういうのをみてみると、背景がもつ表現の役割みたいなものもあるのだなと思います。
終わり方について
卒業で終わりと決めていたんです。
俺、騙したんです、騙そうと思ってたんです!
部長とうまくいかなかった、悲しいねー、
もうだめなんだ、でも話はズンズン進んで行く!
ってのが欲しかったんです。
その為にはまだまだ続く…って感じが必要だったんで、
新キャラとかちゃんと作りました。
部長とはだめだった…と思わせておいて「実はーっ!」てな。
だからお茶にごす、だったんですね(笑)!
笑えないですか?
まんが家BACKSTAGE -西森博之-
私はこの終わり方でよかった感じがするんですね。
「ハッピーエンド = 終わり」でなくて、「ハッピーエンド? =継続」みたいな感じのほうが最近良いなと思うようになりました。他の作品をみても、意外と不完全燃焼的な終わり方のほうが、今でも心に残っているというか、味わいのようなものを感じるようになりました。
人生も、いくら嬉しいこと(ハッピーエンド的なもの)があっても、その後も継続するわけですから。
ずーっとそのハッピーエンドを抱えて、味わって生きていくことはできないのですから。
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やさしい人になりたい人は
周りの人の表情をみてみれば、よいのではないかな?と思う。スポンサーリンク
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