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雑感
会話・合コン・ブログ、Facebook、LINE、会議、プレゼン等に汎用的に使える「技術」について書かれている本です。内容はわかりやすく書かれていて、実践的であり、少しずつルール(技術)を適用するだけで劇的に良くなる気がします。TVのワイドショーとかTVショッピング等も同じ手法が使われているようで、そういうお手本を見ながら自分流に取り入れていくときにも、この本は役に立つかと思います。
コミュ力が高い人は、このようなことを何も考えずにフィーリングでできるようですが、そうでな人は「技術」として取り入れることが可能だと思うので、こういうのは苦手かなという人には良書だと思います。
個人的には。タイトルの付け方がちょっと好みに合いませんが、「石田章洋」氏の本は全体の話の流れをつかんでから読むと非常にわかりやすいと思います。
以前は、「「企画は、ひと言。」を読んでみた 【著: 石田章洋】 」でブログで紹介したわけですが、以前の本とは本のレイアウトを変えたりして挑戦的な一面も感じました。また文章構成はにていますが、以前の本よりも読みやすくなっていると思います。おそらく、読者ターゲットが、この本のほうが幅広い層を想定しているからだとおも思います。
読者ターゲットは上記のどれかに該当する人みたいですが、該当しなくても読む価値はあるかと思います。
本書は、耳を傾けてくれるようにとか、文章読んでくれるようにする手法だと思うので今まで意識したことがない人には良書だと思います。
本書の要約
第1章:「スルーされる人」「スルーされない人」の対比
第2章:「スルーされない人」の”つかみ”のルール
第3章:つかんで、”離さない”ためのルール
第4章:また会いたいと思わせる話の締めくくり方
第5章:明日から使える”伝え方”
・分析 (第1章)
・方法論 (第2章、第3章、第4章)
「つかみ」->「引き寄せ」->「まとめ」
・実践方法(第5章)
文章の構成方法ついて
この本は上記のような構成になっているかと思います。
第1章では、「スルーされる人」「スルーされない人」との違いを上げて、まずは精神論してはどうすればよのか?と解説していると思います。
第2章から4章までは、実際の具体的な方法論について書かれています。
スルーされない人は、 「つかみ」->「引き寄せ」->「まとめ」という要素を使って話している、文章を格子柄しているということで、その方法論について書かれています。
第5章は、上記の方法論を用いながら、文章の構成はどうすればよいかについて書かれています。
いきなり文章の構成はどうしようか?と言う前に、上記のような段階を踏んだほうがよいかとは思います。
「つかみ」(第2章)
・リードから始める
・そこはかとない不安を煽って始める
・”訴求ポイント”で始める
・共感を得て始める
・サプライズで始める
・サイレントから始める
・”謎”で始める
・相手の名前を読んで始める
「訴求ポイント」いうのは活用しやすいかな?と思います。つかみやすい話題から導入すれば、その話題と関係ない話も聞いてもらえる(読んでもらえる)かもとは思います。
相手(読み手・聞き手)の心理を考えて、「つかみ」から入りましょうという話でした。
ブログやネットニュースなどでいうと、多分、「釣りタイトル」とかと似た感じなんだと思います。
まず、「つかみ」でクリックしてもらわないと、本文も読まれないんで・・・。
「引き寄せ」(第3章)
・分かりやすく例える
・イメージが広がるように伝える
・描写して伝える
・レトリックを駆使して伝える
・ストーリを意識して伝える
・ザイガニック効果を利用する
・フックをかけ続ける
ザイガニック効果というのがすこし面白いかなと思いました。
この章は、「つかみ」でとらえた相手に、いかに本題を聞いてもらうか、読んでもらうかの手法だと思います。
心理学的にはザイガニック効果といって、未完成なものに対して、人間はそれを完成したいという欲求を持ち、すでに完成してしまっているものよりも潜在的に多くの注意を払うことを意味します。
大阪ガス(株)CEL【エネルギー・文化研究所】コラム|デザイン・ユア・ライフ・コラム
あなたはザイガニック効果をご存知でしょうか。
「未完結な情報や途中で中断された情報は記憶に残りやすく、反対に完結した情報は忘れやすい」という記憶の性質のことです。
簡単にいうと、連続ドラマなど、続きもののストーリーは先が気になりますよね。あの感覚です。
【ザイガニック効果】あえて脳をざわつかせて活性化する読書術 | 阿久澤 騰 ストーリー思考のススメ
ブログやネットニュースなどでいうと、タイトルでクリックしたもらったあとに、いかに本文を読んでもらえるか?という部分かなと思いました。
「まとめ」(第4章)
・トークや共感をもう一度レビューしてから話を締めくくる
・”宿題”を出して話を締めくくる
・出発点に戻って話を締めくくる
・次の機会を楽しみにさせる
・最後を笑いで締めくくる
最後に、話(文章)のまとめ方の手法です。
最後のまとめがよければ(印象にのこれば)、すべてがよくなる気がします。
人は第一印象が大事だけど、話(文章)は最後のまとめが大事だと個人的には思います。
実践方法(第5章)
・体験->感想・印象->視点分析
・事実&謝罪->想像->過去->現在->未来
・過去->現在->未来
・大状況->中状況->小状況
・起->承->転->結
・事実の報告->問題提起->解答(結論)->説明(調査)
「つかみ」「引き寄せ」「まとめ」という手法をつかって、いかに(文章・話題)構成するかというのがこの章だと思います。
必勝パターンみたいなものがあるので、それに沿って構成すれば、今までよりもきっとよくなるんじゃないかなという気がしました。
仕事の時や、ブログを書くときに、出来る限り実践してみようかなと思いました。実際に、TVとかでも使われている構成なので、一般受けしやすいだと思います。
¥ 1,404 (楽天の価格)
レビュープラスさん経由で、「スルーされない技術」をいただいて、本エントリーは書いています。
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コメント一覧
名前:石田章洋 :
ご紹介、ありがとうございます!
2014/08/21 19:45