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組織とか研修とかがしっかししていないところで使える話かな?と思って読みました。本書は、「作者が整骨院を開いてそこでスタッフ育成に力をいれた経営方針をとった経験」から作られているようで、大企業の社員教育とかとはちょっと違う要素もあるかなと思います。
本書の構成
4つに分類して、やる気スイッチの入れ方を考える
第1ステージ:無責任な”デモ隊ステージ” 1問-27問(第1章)第2ステージ:愚痴仲間が多い”愚痴集団ステージ” 28問-41問(第2章)
第3ステージ:会社に必要な”忠犬ハチ公ステージ” 42問-58問(第3章)
第4ステージ:プロ意識にあふれた”大将ステージ” 59問-86問(第4章)
コミニュケーションの場を設ける
第5ステージ:複数のチームを束ねる”大親分ステージ”(第5章)こんな感じで分類して、それぞれのステージで必要とされていることをクリアさせるのにはどうすればよいかという構成になっていると思います。
86問の質問があって、それにこたえると何らかの解決策が見つかるでしょうみたいな感じの、質問シート形式になっているので、機械的に汎用的に使える可能性はあります。
「こういう意識づけが必要」と説明があって、そういう意識を持つための質問という感じになっています。
ただ、この分類に個人的にはちょっと苦笑するところがあって、
第一ステージは、収支がマイナス、2は収支がプラスマイナスゼロ、3は、プラスみたいな感じで書かれているのですが、単に給料(報酬)の額が違う話なんじゃないの?と思いました。
第1ステージ:無責任な”デモ隊ステージ”(第1章)
・現在の自分の収入と支出の状況を認識してもらう
・収支をプラスにするための行動規則・ルールを自分自身で決めてもらう
・理想の自分自身の姿をイメージさせる
・具体的な行動計画を創ってもらう
・小さな成功体験を積んでもらい、自己承認と他者承認の味を覚えてもらう
個人的には、自己承認と他者承認の味を覚えてもらうというのは有効な気はしますね。人から認められるというのは、やる気につながることが多いですから。
第2ステージ:愚痴仲間が多い”愚痴集団ステージ”(第2章)
・「情熱のキーワード」を見つけるためのキーワードを1000個考えてもらう
・情熱キーワード発見の8ステップ
・ワクワクすることを見つけてもらう
・ドリームキラーと決別してもらう
・給料の対価は「価値」であることを認識してもらう
担当者レベルを超えれるようになってもらいましょうという段階かと思います。
第3ステージ:会社に必要な”忠犬ハチ公ステージ”(第3章)
・得意分野を見つけてもらう(ナンバーワンという結果を出す)
・リーダーを意識してもらう(リーダーに将来なることを意識してもらう)
・自分ひとりでなく部下と一緒にさらなる成功を目指してもらう
・市場や業界のことを熟知してもらう
マネージメント的な意識を持ってもらって、次の段階に進んでもらいましょうという段階だと思います。
第4ステージ:プロ意識にあふれた”大将ステージ”(第4章)
・自分視点を手放し、チーム全体のことを考えてもらう
・チャレンジポスト制度を試してみる
・部下にさらなるチャレンジを缶あげてもらう
・自分の仕事を人に任せることを体験してもらう
・チームの成長を考えてもらう
・具体的なプラン・仕組みを考えてもらう
マネージメントもできるようになってもらいましょうという段階だと思います。
第5ステージ:複数のチームを束ねる”大親分ステージ”(第5章)
作者が現在、このステージなそうな・・・。チームのコミュニケーションが大切で、今まで失敗したことと、それに対してやってきたことなどがかかれていました。「スタッフ間の対立」「スタッフが次々辞めていく」とかそういう話です。
本書は、
本書を読むのにちょっと苦労したのは、書き手の視点が一定でないというところでした。あとがきを読むと「自分自身でしっかりと自分のステージを認識し、自分自身でやる気のスイッチをいれ、自分自身で自己成長できる材料になれば幸いです」と書かれていることから、そういう風にも利用できるように書かれているからだと思います。
この手の本の手法は、読み手の相性がかなりあると思うので、合う人にとってはかなり有効な本だと思います。
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レビュープラスさん経由で、「チームの「やる気スイッチ」を入れる5つの方法 自ら動き出す自立型スタッフの育て方 (角川フォレスタ)」をいただいて、本エントリーは書いています。
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