子供が勝手に契約したものは、無条件に解約出来るのか?

  • 投稿 : 2015-02-04
息子が知らぬ間にネットで買い物したので店にキャンセルを申し入れた結果 - Togetterまとめ
2009-05-13 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日

前から興味があったのですが、実際にそういうトラブルにあうことがほぼないために調べることがなかったのですが、上記で話題になっていて、そこに参考になるリンクがあったのでそれをもとに覚書として書きました。

また、「【Android端末】 子供が間違って課金しないようにする設定について | お部屋でモバイル」で、子供が間違って課金したものにたいして、キャンセルを受け付けた業者もいるみたいなので、なぜかなぁと思っていたのですが以下のあたりも関係あるのかもしれません。

解約出来る条件とその根拠

・契約時の年齢が20歳未満であること
・契約当事者が婚姻の経験がないこと
・法定代理人が同意していないこと


・法定代理人から、処分を許された財産(小遣い)の範囲内でないこと
・法定代理人から許された営業に関する取引でないこと
・未成年者が詐術を用いていないこと


 詐術とは、未成年者が自分を成年者と偽ったり、法定代理人の同意を得ていないのに同意を得ていると偽って、その結果、相手方が誤信をしたことを言います。相手方を誤信させるため詐欺的手段を取ることであり、単に成年であると言ったり、同意を得ていると言っただけでは「詐術」にはあたりません。
基礎知識「未成年者契約の取消し」 | 東京くらしWEB

(7)申込者が未成年であることにより取消しの主張が可能な場合
申込者が未成年である場合には、原則として意思表示を取り消して契約の効力を否定す
ることができる(民法第5条)が、年齢確認画面への対応によっては、民法第21条の「詐術」の
適用により取り消すことができない場合がある。契約の取消しをした場合には、契約は遡って
無効となることにより(民法第121条)、代金請求の根拠がないことになり、請求に応じる法的
義務はない。
(申込者が未成年であることにより取消しの主張が可能な例)
・ワンクリックの前に未成年者であるかどうかの確認をしていないケース
・単に「成年ですか」あるいは「18歳以上ですか」との問いに「はい」や「OK」のボタンをクリックさせるの
みの場合(本準則Ⅰ-4「未成年者による意思表示」の「1.考え方」中「(取り消すことができると思われ
る例)」参照)
PDF -電子商取引及び情報財取引等に 関する準則 平成26年8月 経済産業省

未成年が法定代理人(親権者)の同意を得ずに行った契約は、原則として取消が可能であり、インターネット取引の場合でも同様です。
ただし、未成年が「成年であると偽って(詐術を用いて)」契約を行った場合には取消はできません。(民法21条)
この場合にも、インターネット事業者は「未成年者は親権者の同意が必要である」ことを申し込み画面上で明確に警告した上で、申込者に生年月日の入力を求める等の確認措置をとる必要があります。単に「20歳以上」というボタンを選択させるだけでは確認措置をとったことにはならず、未成年の詐術にはあたらないとされています。
未成年による意思表示|電子商取引の準則(要約)


以下は、僕の感想です。

勝手に契約するなんて、親の管理責任じゃないの?

僕は法律家でもなんでもないので分かりませんが、
これは、子供を保護するための処置なんだと思うんですね。

子供を保護するための処置を社会が負担しましょうという意味合いになるのかもしれません。
親がいくら禁止しても、いうことを聞くかどうかは別なんですしね。

業者側(販売側)は、不利な条件だとしてもそれを受け入れて、そうならないように自己防衛するしかないと僕の感覚では思います。

対応が微妙なショップが何年も存在できるのはなぜ?

客にも微妙な人がいて困るというのと一緒で、
ショップにも微妙なところがあるんだと思うんですね。

何年も存在できる理由は分かりませんが、
対応が一般常識的に考えて、おかしなショップはあると思います。

当ブログでも、遠まわしな表現で少し書いてみたりはしていますけど、
そういうショップとは一切関わり合いになりなくないという感じなんで・・・。

対応をみていたら、ブログとかにかいて・・・とかで、何らかの折にいろいろ言ってきたら
また同じような嫌な思いをしなければいけないのは目に見えてるからですね。

良識?のある人たちがそういう風にながれてしまう傾向にあるので、本当に悪質でどうしょうもない以外の微妙なラインのところは、生き残れると思います。

あと、理由の一つには、物分かりが良すぎる人たちがいるということです。
夜に、訪問販売が来るのが迷惑だということで法的にはどうなっているかを記事に書けば、
そこに、営業だって大変なんだから少しは理解を示せよみたいなコメントがかかれていたり、
みたいな感じですね。

マトモなショップと微妙なショップの違い

トラブルがあった時に、返金するとか返品に応じるとかですが、たいていそれに応じると、かなり損するわけですね。

で、おかしなショップはその損を最小限に抑えようとするので、ますますおかしなショップになるような気がします。
振込手数料がもったいないので、次回購入時に値引きさせていただくとかそういうことを言いだす感じですね。

少額だと、面倒なので放置してしまう人たちも多いので、そういうのを見越して商売を行っているショップとかもあるので、もともとの考え方が微妙っていうこともあろうかと思う。
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