Wi-Fi機器には、製造番号のようなMACアドレスと言うものがついていて、それを使ってアクセス制御が出来ますよと言うお話です。
設定の仕方は、手元の無線ルータ(モデム)の取説などを見てもらうとして、上記画面のように、アクセス許可する機器のMACアドレスを登録するだけの作業になります。そうすると、そこに登録したMACアドレスと一致しない機器は、接続自体ができなくなります。
MACアドレスの調べ方
iPhone/iPad(iOS)
「設定」->「一般」->「情報」のところに書かれています。
参考:iPhone/iPod Touch MACアドレス(Wi-Fi)確認方法|プロバイダ ASAHIネット | 料金、接続品質、満足度で比較して選ばれるISP
Android
Androidの場合は、設定の端末情報あたりに書かれています。
参考:MACアドレスの確認方法(Android) | 情報支援センター | 教育・研究・施設 | 神戸学院大学
Windows
コマンドプロンプトで、「ipconfig /all」と入力すると情報が出てきます。
コントロールパネルのネットワークあたりでも分かります。詳細は下記の参考を見てください。
参考:
・121ware.com > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 014380
・121ware.com > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 011954
MACアドレス制限は、意味ないんじゃないの?
個人的には制限しておいた方がよいと思っていたんだけど、今は微妙な気がしてるんだけど、自宅はしている。意味がないというのは、要約すると
・MACアドレスというのは無線LANのパケットを傍受すればその部分は暗号化されていないのですぐに分かってしまう
・MACアドレスは、機器によっては書き換えが可能だから
という2点を根拠に挙げている。
確かに、MACアドレス制限をすることを検討するよりも、
・自宅の無線LANをただ乗りされないために出来ること
のチェック項目を見直したほうが、安全性は高まると思う。
MACアドレス制限がほとんど意味がないという、もう少し具体的に知りたい人は、以下を参考にするとよいかも。
無線LANのセキュリティに使えない?
無線LANのセキュリティ強化に役に立たない方法として,Ou氏が1番目に挙げたのは,MAC(メディア・アクセス・コントロール)アドレスによるフィルタリングである。理由はこうである。Snifferのようにネットワークを流れるデータを収集するツールがあれば,だれでもMACアドレスは調べられる。従って,MACアドレスを基に無線LANのアクセス・ポイント(AP)への接続を制限しても無駄であるというわけだ。
Windows IT Pro, (C)2005. Penton Media, Inc.
Windowsセキュリティ - 隠すことこそセキュリティの基本:ITpro
MACアドレスは暗号化されない。
高木浩光@自宅の日記 - 無線LANのMACアドレス制限の無意味さがあまり理解されていない
誤解4:MACアドレス制限をかけているので他人が勝手に接続する心配はない
→接続していればMACアドレスは丸見えであり、かつMACアドレスの偽装は容易
まず、無線LANでは暗号化されていようといまいと、通信している機器のMACアドレスは丸見えである。そして、MACアドレスを偽装するのはごく簡単なことだ。つまり、クライアント機器がAPに接続している最中に悪意のハッカーが観察すれば、許可された機器のMACアドレスになりすまして接続するのは造作もない。MACアドレス制限は、利便性を大きく損なうわりにセキュリティ向上の効果はたいしてないと言えるだろう。
無線LANセキュリティ10の誤解(前編) | サイバーインシデント・リポート
ちょっと書いているうちに自信がなくなってきて、本当に無駄なのかもとか思ってしまったんだが・・・。
制限かけると、新しい機器を導入するたびにMACアドレスを登録しないといけなくなるわけで、それが意外と面倒かつ、忘れているとパスワードあってるのに接続できないって悩むわけで・・。
蹴り入れたら壊れるカギに、意味があるかどうかって話で、意味ある場合もあるでしょうってことにしておこうと思う。
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