「インフルエンザの感染を防ぐポイント」について調べてみた

・うがい(水うがい)
・手洗い
・マスク
・加湿
・顔を触らない(接触感染)
風邪を予防するために、簡単にできること – 某氏の猫空


以前、風邪について調べたもの。
実践してるけど、手洗い・うがいは効果ある感じですね。特に、手洗いと、顔を触らないのあたり・・。

で、今回、インフルエンザを調べてみました。
検索すると、根拠なさそうなのも含まれていて、何が正しそうか?効果ありそうかが分かりにくいんですが・・・。

(1)正しい手洗い
(2)ふだんの健康管理
(3)予防接種を受ける
(4)適度な湿度を保つ
(5)人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザの感染を防ぐポイント 「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」:政府広報オンライン


・手洗い =>自身の予防
・マスク着用 =>自身の予防
・咳(せき)エチケット =>他人にうつさない

妥当そうなのは、政府広報オンラインが提供している情報ですね。予防接種は受けたい人が受ければいいとうことでおいておいて、ほかはそんな感じでは?

・飛沫感染
・接触感染

結局はこの2つをなるべく防ぐというのが、「インフルエンザの感染を防ぐポイント」らしくて、その路線にあるのは上記のような感じ。


うがい、イソジン(ヨード液)

・水うがいは、風邪には効果がある
・水うがいは、インフルエンザには微妙
・イソジン(ヨード液)の効果は、統計的には意味があるという結果はでてない(効果がないと判断される)

まとめるとそんな感じ。

水うがいをした場合の発症確率はうがいをしない場合に比べて40%低下することになる。一方ヨード液うがいでは12%の低下にとどまり、統計学的にも意味のある抑制効果は認められなかった。
 水の乱流によってウィルスそのものか、埃の中にあってウィルスにかかりやすくするプロテアーゼという物質が洗い流されること、水道水に含まれる塩素が何らかの効果を発揮したことなどが考えられる。またヨード液でそれほど効果が出なかったことについては、ヨード液がのどに常在する細菌叢を壊して風邪ウィルスの侵入を許したり、のどの正常細胞を傷害したりする可能性が考えられる。
水うがいで風邪発症が4割減少(2005.12.6)-京都大学保健管理センターflu


2002~2003年の冬場に、全国で18~65歳の合計約380名のボランティアを、「水でうがい」、「ヨウ素系うがい薬でうがい」、「何もしない」の3群に分けた2カ月間の追跡調査が行われました。うがいは15秒を2度行い、1日3回以上実施されました。
その結果、「水うがい群」は対照の「何もしない群」に比べてかぜの発症が40%減り、うがいのかぜ予防効果が実証されました。
ただ、「ヨウ素系うがい薬群」では、対照群と差がなく、はっきりした予防効果がみられませんでした。この原因として、正常細菌のバランスが、薬によって壊されたためではないかと推測されています。
文献:
・川村 孝, 里村一成, 後藤雅史, 北村哲久, 系統的無作為割付対照試験による感冒の予防・治療体系の確立. Reserch Papers of The Suzuken Memorial Foundation, 22:42-45, 2005.
・里村一成, 川村 孝, うがいによる風邪の予防効果. Medical Practice, 23(8):1460-1461, 2006.


インフルエンザの予防にうがいは効果がないのではないかと、その根拠としてよくあげられるのが、「インフルエンザウイルスは気道の粘膜に取り付くと約20分で細胞の中に取り込まれるが、20分毎のうがいは現実的でない」というものです。
ところが、紅茶による1日2回のうがいによって、インフルエンザの罹患率が低下したと専門誌に報告されています。 紅茶の予防効果は、その成分(カテキン)がウイルス粒子のスパイクへに付着して、細胞への吸着を阻止するためとされています。カテキンの効果については議論のあるところで、うがいによる洗浄効果によるものかもしれませんが、いずれにしても細胞の中に入ったウイルスに効くわけではありません。それでも、予防効果が見られたということは、ウイルスの侵入や吸着、細胞への取込み は、1日中絶えず起こっているわけでもないのかもしれません。また他の要因によって、ウイルスの取り込みが遅いことがあるのかもしれません。
うがい|インフルエンザ|感染と予防Web|サラヤ株式会社 企業法人向け


インフルエンザ様疾患の発症数は、水うがい群、対照群、ヨードうがい群でそれぞれ、11人(11.3%)、18人(15.0%)、10人(9.2%)でした。うがい群で発症数が少ない傾向にありますが、統計学的な有意差はありません。つまり、偶然でもこれぐらいの差が出ることがある、ということです。これでは、うがいがインフルエンザを予防するという明確な証拠にはなりません。もっと研究対象の数を増やせば、うがいがインフルエンザを予防することを証明できるかもしれません。しかし、現在のところは、うがいはインフルエンザの予防に有効であるという臨床的証拠は乏しいと言わざるを得ません。

 ただ、うがいは普通の風邪を減らしますので、やらないよりやったほうが得だと思います。その際、ヨードうがいはしないほうがいいです。ヨードうがいに含まれる成分が、正常な細菌叢(さいきんそう)や粘膜層に障害を与えるからかもしれません。水道水のうがいで十分です。

参考:
Satomura K et al., Prevention of upper respiratory tract infections by gargling: a randomized trial. Am J Prev Med. 2005 Nov;29(4):302-7.
Kitamura T et al., Can we prevent influenza-like illnesses by gargling?, Intern Med. 2007;46(18):1623-4. Epub 2007 Sep 14.
うがいはインフルエンザの予防に有効?:朝日新聞デジタル


イソジン(ヨード液)を使用したうがいもインフルエンザへの効果は微妙なかんじですな。
青い液体のアズノールうがい液も、刺激が低いといってもたぶん常用するのはやめておいたほうが良いのでは?と個人的には思います。

【うがいの予防効果】インフルエンザの予防にうがいは役に立つの? / インフルエンザNavi - 明治|株式会社 明治

イヌ(旧カバ)のうがい薬を売っている明治のコンテンツも、私が読む限りではTVの健康食品のCM並みの表現に抑えてるところから見ると、効果があるという肯定的な結果がないのかもとは思います。

その他

インフルエンザ -http://www.nih.go.jp/
インフルエンザQ&A|厚生労働省

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