降りてくる思考法 [江上隆夫]を読んでみた 【発想の48 の手法】

  • 投稿 : 2016-12-07

本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています



《吹き込まれたもの、の意》創作・思考の過程で瞬間的に浮かぶ考え。ひらめき。霊感。「―がわく」
インスピレーション【inspiration】の意味 - goo国語辞書

「降りてくる」というのは、おそらく「インスピレーション」と似た類のものだと思います。

ある日突然、今まで考え続けてたことが一気につながって、ある発想につながるとかそういう経験がある人ならわかると思います。

毎回、そうなればいいですけど、そうそううまくいかないので、本書の内容が役に立つんでしょうね。

「降りてくる思考法」の有効性は、本書自身が証明していると思います。可能性もあるけど、限界もあるというのが実情じゃないかなぁと私は思います。

全体構成


第1章 あなたの可能性を最大化する思考法
すべての人間は考えることが苦手だ/無意識の活用がすごいアイデアを生む/降りてくる思考法を行うためのコツ

第2章 脳を狭く小さく使う 48 のスキル
1.変える/2.無くす/3.くっつける/4.盗む/5.~だとすると/6.見えるようにする/7.調べる/8.捨てる/9.「ちょっとだけ」をちょっとだけ

第3章 降りてきたアイデアを育てて世に出すコツ
優れたアイデアに前例はない/「ワク組み」の抵抗をかわす方法 /アイデアの過大評価アイデア酔いには気をつけろ/良いアイデアと悪いアイデアの見分け方/誰でも出来るアイデアのふくらまし方
目次:降りてくる思考法 世界一クレイジーでクリエイティブな問題解決スキル/江上 隆夫 - 紙の本:honto本の通販ストア

全体構成は目次からもわかるように、こんな構成になってます。
メインは、第2章(part2)で、実際にページ数のほとんどは第2章(part2)です。

私はウンチクはあまり読みたくないタイプなので、第1章、第3章はお腹一杯かなぁという気がします。まあ、ウンチク好きな人とか、年齢が若いとか、気持ちが若い人は楽しめるような気はします。

で、実用的なのが第2章なんですね。とりあえず機械的に試して見るだけで、それなりの結果をだせると思います。結果が出なくても、何らかの糸口にはなるかと思います。

脳を狭く小さく使う 48 のスキル

1.変える
 名前/場所/かたち/用途/相手/価格/目的/大きさ/物語
2.無くす
 要らないもの/肝心なもの/時間/場所/区別/便利/とんがり
3.くっつける
 くっつかないものを/違う分野のものを/同じ分野のものを/とりあえず
4.盗む
 オマージュ/アレンジ/パロディ/リバイバル
5.~だとすると
 リーダー/ライバル/子供や高齢者/20、30年後の今日/人生最後の日
6.見えるようにする
 絵/順番/かたちのないもの/分解/元素
7.調べる
 原点/本人・専門家/現場/はじまり/来歴
8.捨てる
 アイディア/前提/正しさ/責任/人のせい/迷い
9.「ちょっとだけ」をちょっとだけ
 はじめる/違うことをやる/楽しみをみつける

目次をそのまま書き写そうと思ったのですが数が多いので、圧縮してアレンジしました。
やっぱり、どういう風にやるかを本書を読まないと、今までやったことがない手法?はイメージしにくいと思います。

一部は、なんとなくわかるものもあるかと思います。興味ある人は、読んでみてくださいね。

オズボーンのチェックリスト

「脳を狭く小さく使う 48 のスキル」なんですが、何かににてるなぁと思ったのですが、「風竜胆の書評 : 降りてくる思考法 世界一クレイジーでクリエイティブな問題解決スキル」を読むと、どうも「オズボーンのチェックリスト」のようです。

 アイデアにつまったときには、チェックリストを使って課題をこねくり回してみましょう。「こねくり回す」とはちょっとぞんざいな表現ですが、いわばリストの中から今まで思いつかなかった発想のヒントをもらって新しいアイデアを効率的に生み出すということです。

 チェックリストの中でも最も有名な「オズボーンのチェックリスト」には、9つの質問が用意されています。例えば、「他からアイデアが借りられないか?(応用)」という質問では、現在の問題解決のためにほかの分野や業界などでの解決方法をマネできないかと考えるのです。
ナレッジワーキング!!:アイデアにつまったら、「オズボーンのチェックリスト」を試してみる (1/2) - ITmedia エンタープライズ

「オズボーンのチェックリスト」という名前を聞いたことがなくても、それらしい手法は聞いたことがある、読んだことがある人が多いと思います。上記のサイトが画像で表形式になってますし、また簡単な説明もついているのでわかりやすいかと思います。

江上 隆夫


コンセプトをつくって、戦略を立て、目標を設定し、プロジェクトを回していく。この長くて面白い旅路を解き明かしていくのも、ここでとりあえずおわりです。(P231)この本の内容は、本書の上記

某氏の猫空



江上 隆夫氏ですが、上記の著者の人でした。



レビュープラスさん経由で、「降りてくる思考法」をいただいて、本エントリーは書いています。
スポンサーリンク