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ノウハウ本というよりかは、こういう考え方があるよということを示す本だと思う。ノウハウみたいなのは、3章あたりが、そうじゃないかな?と思うが、具体性が高いわけでもないとは思う。
初めて海外旅行に行くときに、ガイドブックを読むような楽しさはあるかと思う。アジア系で副業(ビジネス)をやってみたいなと漠然と考えてる人が読むと、それなりに楽しい気がします。
理屈っぽいので、アジアで雑貨屋をやりたいとかカフェを開きたいとか、そういうノリでは読めないとは思います。
序章 今からでもアジアで大資産家になれる
第1章 なぜアジアがビジネスチャンスなのか
第2章 荒野の案山子から二本足打法へ
第3章 アジアで面白いように稼ぐために
第4章 アジアビジネスのビジョンと戦略の実現方法
第5章 魅惑のアジアに架空滞在
終章 アジアの風に乗って、最高の渡り鳥人生を
日銭理論 -序章より
「日銭理論」というのが面白いかなと思う。わずかでも確実に入ってくる収入の道があると、多くの人がそこから離れられなくなるという、著者独自の論理です。サラリーマンは、日銭をもらって、縛られているという話だと思います。
人口ボーナス -第1章より
人口(移民も含めて?)が増え続けることによる、経済的な効果というか、そういうのが利益を生み出す構図になりやすいということで、アジアがビジネスチャンスですということが書かれていました。日本の高度成長期時代のことと同じことが起こるということだと思います。
なぜ三カ国に住居、資産を持つことが有益なのか -第2章より
資産をアジアを含めて3つに分けるとか、住む場所を日本も含めて3つにするとかそういうお話が出てきます。リスク分散の話と、三カ国に資産を分けるメリットなどが書かれています。
自身の経験、知識を生かそう -第3章より
読者ターゲットがどこにあるのか不明なんですが、若者だけでなくて、社会人経験5年から10年程度、リタイヤ組?とか、幅広げに書かれている気はします。3章では、発電所(火力、水力、原発、太陽光)イメージを、ビジネスモデルの分類として用いて、こういうビジネスもある、考えられるとかが書かれています。
個人的に気になったのは、日本の中古携帯電話をフィリピンで売るというという話ですね。単なる転売、運び屋なんですけどね。
まずは、実際に休暇をとって、アジアを数カ国を自分の足で訪問することだ -第4章より
4章はそんな感じの内容情報よりもフィーリングがマスト -第5章より
架空滞在ということで、実際に滞在するのには、どういうものが必要かなどがさらさらと書かれています。あと、タイムマシーンに乗れる可能性があるということ。日本で起こった経済現象は、アジアでも起こる可能性があるということだと思う。
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著者:澤木恒則
澤木恒則[サワキツネノリ]
電気通信大学電気通信学部物理学専攻卒。オーストラリアBOND大学経営学修士MBA卒。大前研一の弟子の一人。米国最大手プルデンシャル生命の創業メンバー。1980年、東京エレクトロン入社。88年、ヘッドハンテイングによりプルデンシャル生命のオリジナルメンバーとして転職。最優秀営業所長、最優秀支社長として世界No.1の生保営業組織を作る。36歳最年少で取締役に就任。国際保険部門担当で中南米、ヨーロッパ、アジア各国でのその国No.1の生保会社立ち上げに寄与後、プルデンシャルフィリピン社長に就任、アジア人脈の基盤が出来る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
大資産家になるためのアジア副業マニュアル / 澤木 恒則【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア
「大前研一の弟子の一人」という部分に、かなり納得ができたので、文章の癖とかがそういう系統なんだろうなと思います。
レビュープラスさん経由で、「大資産家になるためのアジア副業マニュアル100万円から実現できる人生改革 (PHPビジネス新書)」をいただいて、本エントリーは書いています。
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