教師になりたいと思ったら、読んだほうが良い本

  • 投稿 : 2012-07-14
  • 更新 : 2014-06-22

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できる教師のすごい習慣 -山中 伸之
そのクレーム、うまい教師はこう返す! -中嶋 郁雄

教師になりたいと思ったら

大学生ぐらいの年齢で教師を目指してる人にお勧めできる2冊です。どちらの本もシリーズ本になっているみたいですが、すべて読む必要はない気はします。とりあえず2冊読んで、教師という職業について考えてみるのが良いかと思います。

できる教師のすごい習慣

・テストは数か所で集める P18
・下校は速やかにさせよ P22
・昇降口にも自分の靴を P66
・提出物はかごで集める P74
・プリントに番号を書かせる P122
・丸は3種類以上考えておく P140
・マイキャライラストを持て P144

・朝は5時に起きる P10
・帰宅時間を先に設定する P24
・できないことはあきらめる P28
・通勤時間は自己研修の時間 P102
・悪口がでたら席を外す P114

この本は2008年初版ですが、ここに書かれているようなことは数十年も前からやっている先生たちがいるので、そういうノウハウを集めたものだと考えてよいかと思います。逆にいうと、別段すごいわけではないということですね。

サラリーマン(ビジネスマン)の仕事術やノウハウ本と書いてる内容はほとんど変わらないと思ってもよい感じです。時間を効率的に使う方法など表現方法が違うだけで、似たような要素がいっぱいあります。

教師も、今の時代ではサラリーマンに近いと思いますし、そうであっても問題はないと思います。逆に言うと、サラリーマンのような社会人としての常識が、教師にも同様に当てはまる時代であるということだと思いますよ。

そのクレーム、うまい教師はこう返す!

こちらも、教師はサービス業とか人間関係を大事にすべき職業という感じの本です。

クレームの対応の仕方は、ビジネスマンと共通するところがありますが、教師という特殊な環境ではそういう教育(新人教育?)をされない?ので、対応に成れていないとかだと思います。

この本には、クレームの対応の仕方がケーススタディ形式で、ポイントを押さえつつ書かれていて、教師でなくてもビジネスマンでも十分活用できる内容となっています。

確かに志などは大切ですが、それを実現する手段を知らない、持たないのはダメだと思います。
モンスターが多いとか、モンスターだとレッテル貼ったところで、実際には対応しなければならないわけですから、問題解決できる能力を持つためにもいろんな手法をすることは無駄ではありません。

・子供がケンカをしたとき P36
・子供がけがをしたとき P40
・持ち物がなくなったとき P44
・地域から苦情が来たら P52


プロ意識

「子供が大好き」というのは、プロ意識と違う場合もあります。もちろん、プロ意識につながっている場合もあるでしょう。

プロ意識とは、子供が好きであろうとなかろうと、きちんとできることです。


中学教師が一番大変

子供と大人の狭間にいて、また体格も知恵も子供でないがゆえに、扱いが非常に難しいです。
大人顔負けの能力と行動ができる場合もあるのに、精神的に未熟で責任も取れなく、また大人たちによって保護されているという本当に微妙な位置づけにあるからです。

また、高校のように、切り捨てることができないんですね。退学とか停学とかそういうのもないので、どこにも逃げ道がありません。









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