「無断RTはマナー違反」なのか?を議論する前に考えてほしいこと

  • 投稿 : 2012-07-18
  • 更新 : 2013-05-12
「虚構新聞」はてブタイトル変更での謝罪と言い訳 - gonzales66の日記
著作者人格権 - Wikipedia

最後は、規約とか法律とかで禁止されていないものは、やめさせることは無理だという単純な話になり、そのことを鬼の首を取ったように論理展開して、ぐうの音も言えないようにするのもどうかなと思うところがあります。

あと、マナーというのは法律や規約とは別次元にあるものであり、マナーはこうしたほうが良いでしょう程度の拘束力しかないものです。

それはマナーじゃないとかそういうのはおいておいて、マナー違反するのは性格が悪い程度の話で、別にやってはいけないとかでないのでそんなに目くじらを立てて反論しなくてもよいと思います。

もしかして問題は、その性格の悪さかもしれません。

ヒント:
Twitterは、エコシステムパートナーによるユーザーのコンテンツの取扱いについて、進化し続けるルールを定めています。これらのルールは、ユーザーの権利を尊重しつつオープンなエコシステムを実現するためのものです。ただし、ユーザーのコンテンツをユーザー自身が所有していることには変わりありません-ユーザーのコンテンツ(コンテンツには写真も含まれます)の所有権はユーザーにあります。
Twitter / サービス利用規約
Twitter規約はTwitter社のためにあるものだと思うので、この所有権という概念がどういう意味を持つのかは不明ですが、一応所有権があることを認めています。

オンラインブックマークのタイトルとかとも似てるんだけど、発言者側の意向や考えもある程度考慮すべきというか尊重すべきでしょうという観点が抜けていると思うんですね。

もちろん、発言は、本人の手を離れた時点から本人の意向とは違うように受け取られたり、本人の思惑とは違った広がり方もするでしょうが、そのことと、本人の意向を尊重しなくてもよいということとは別ではないか?ということです。

公式RTなら・・

万が一、間違えた情報のTweetをRTされた場合、元発言を削除すると、全てのRTが削除される…情報派生のコントロールが「ある程度」可能。*1
公式RTと旧式RT/QT、返信について - とかいろいろ
公式RTなら、元の発言を削除すればRTが消えるので、マナーに訴えるよりそうしたほうが早そうには思います。お気に入りも、元発言を削除すればとりあえずは同時になくなるでしょう。

ただ、非公式RTというものがあり、またTwitterの規約でも禁止事項ではないんですよね。状況に応じて使い分けてね?という感じのようです。

ここで、理屈・ルール優先の方(嫌がらせの人?)は、元発言を削除されてなかったことにされるのは嫌だということで、非公式RTをつかた場合はどうでしょう?

情報の拡散、非公式RTではなく公式RTで――Twitterが呼びかけ - ITmedia ニュース

できることと、どの方法をとるべきかは別であり、また権利があることと、実際に権利を行使してよい状況かどうかは別だということです。


痛い発言とか関係ない

ちょっとぐらい勘違いしてる程度で、議論で遣り込める必要はないと思う。

マナーとかいうのは本来は作られていくものであって、ルールや法律で制定されるものでないということです。多くの人が、そちらのほうが良いと思いだしたら、インターネットではこういうのが原則だといっていた事柄でさえも、その原則と違うほうが標準となるんです。

規約でさえも、変更されることがあります。


規約や法律を持ち出す時は

責任を問われかねないときだけ、そういうのを持ち出して、特に問題ないことを示す程度でよいかと思います。


私なら、無断RT禁止とか書いてたら、RTなんかしませんし、また知らずにしてそのことを指摘されたら、削除するなりします。

人と衝突して、人を不快にさせてまで、することでないからです。

法律で認められている引用をやめてほしいとかとういう問い合わせがきたら、たぶん引用をやめると思います。
引用先を批判したりする目的でない限り、引用先はあくまでおまけにしか過ぎないですし、主義主張は引用がなくても成り立つ場合が多いからです。

引用しないと成り立たない場合は、法律的に問題ないと切り捨てるかもしれませんが・・・。
引用しないと成り立たない場合は、その引用には意味があるわけですから、逆に引用先の人の意向というものもある程度は考えるべきではないか?と思います。逆に、なぜ軽視できるのか僕にはわかりません。

ただ、引用前提で文章を組み立ててる場合は、本来は引用なくても主張できる事柄であっても引用が必然のように勘違いしがちです。

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