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・文字大きくてライトな雰囲気で読みやすい
・実用的なテクニックが書いてるので、それを実践するだけでも文章が良くなる
毎回、内容が文章術系統なのに、切り口や内容を変えてくるという点は、石田氏の本はすごいかなぁと思います。今回は、かなりカジュアルな感じで、読みやすい気はします。
文章って実際書くのは難しいと思います。私は会話でも難しくて、映画をみても、食べ物を食べても、何が良かったのか?をうまく表現できません。で、それはどうすれば改善されるのか?といえば、実は練習しかないんですね。練習量が多くならないと、うまくならないっていう簡単な話。
目次:
01章 なぜ文章を書くのが苦手なのか?
02章 テーマに迷わないから速く書ける!
03章 ネタ集めに迷わないから速く書ける!
04章 組み立て方に迷わないから速く書ける!
05章 速く書き続けるには?
06章 書き出しで迷わないから速く書ける!
07章 「?!」をちりばめ、心をつかむ文章にする!
08章 最終チェックで心をつかむ文章にする!
09章 「速く」「面白い」文章を書く習慣作り
・精神論的な話
・テクニック的な話
・精神論とテクニックの融合した話
本書の内容は上記のような感じの話で構成されていて、本書の良さを手っ取り早くわかるのは、「テクニック的な話」かなぁと思うのでそのあたりを取り上げてみたいと思います。
・04章 組み立て方に迷わないから速く書ける!
・08章 最終チェックで心をつかむ文章にする!
この章あたりが、純粋なテクニックに近い内容になってるかなぁと思います。
もちろん、テクニックを有効利用するには精神論ももちろん大事です。またテクニックをどう使うべきか?という方法論も大事だと思います。
そういうのに興味がある人は、本書を読んでみてくださいね。
文章の組み立て方には、黄金パターンがある
・3部構成のほうが書きやすい
・本論の書き方もパターンがあって、そのパターンに従って書くと、それらしい文章が出来上がる
純粋にテクニックの話で、今までやったことがない人は試してみると、文章が良くなると思います。
ハリウッド映画とかも、3部作とか、また映画の内容も時系列になってるとかそういうのをみれば、この手法って、人の心をつかみやすいのもわかるかと思います。
3部構成
序論 - 本論 - 結論本論の構成の仕方
・時系列[現在] - [過去] - [未来]
・大から小へ
[大状況] - [中状況] - [小状況]
・PEFP法
[要点P] - [理由R] - [具体例・根拠E] - [まとめP]
・ホールパート法
[全体像(結論)] -[パート1] - [パート2] - [パート3] -[全体像(まとめ)]
最後の読みなおしで、文章の品質を高める
最後に読みなおして、ブラッシュアップするときのチェックリスト。チェックリストに従って適用するだけで、文章はよくなると思う。
以下の観点は、本書の内容を箇条書きにしたもので、この路線で自分流のものを作ってもいいかとは思う。
観点1
・誤字脱字はないか?・「という」を多用してないか?
・だらだら長い文は短くする
観点2
・全体を通してテーマ(問い)に答えられているか?・自分が読者だったら興味を持てるテーマか?
・「何が言いたいのか」分かりにくいところはないか?
・各ブロック(段落)がスムーズに流れているか?
・書き出しが魅力的でつい読みたくなるか?
・書き出しから長い文章になっていないか?
・文章にリズムがあるか?
・どんどん読み進みたくなるフックはあるか?
・「たくさん」「大きな」という曖昧言葉をつかっていないか?
・カタカナ・専門用語を説明もないままつかっていないか?
観点3
・主語と述語が離れていないか?・主語と述語が「ねじれて」いないか?
・伝わりにくい読点の位置になっていないか?
・否定語や「二重否定」はないか?
・「の」が続いていないか?
苦手意識の克服は、練習と物まねから入ることにあると思う。
本書の最後にも、習慣について書かれてますが、個人的には苦手意識を克服する手段は、練習と物まねから入ることだと思います。良い文章を書く人を真似るって行為ですね。モノマネでは、人の心を動かせないとかいう論理もあるけど、それは頭で考えるからであって実際はそうではないでしょうね。
¥ 1,512 (楽天の価格)
レビュープラスさん経由で、「一瞬で心をつかむ文章術:Amazon」をいただいて、本エントリーは書いています。
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