WinLIRCで設定さえうまくできれば、それなり感度でリモコン操作が出来ました。とりあえず実用レベルで使えてます。
赤外線受光部ユニットをマイク端子に接続できるように改造する
赤外線受光部ユニットの端子の仕様は写真の通りです。赤が+5V、白が信号、黒がGNDで引用先の記事と同じでした。
USBからは5Vの給電をして、赤の+5V線と黒のGND線を接続します。
3.5mmのステレオジャックとは、左右の信号線を白の信号線に、GNDを黒のGNDに接続します。
このように作ったものを、パソコンのマイク入力端子に接続することになります。
使用するソフトの説明とダウンロード先
■赤外線リモコンの信号を解析・認識するソフトWinLIRC
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_winlirc/
私が使用したのは、winlirc-0.9.0b.zipです。
■WinLIRCから指示を受け取って、PCの操作をするソフト
IREx (下記からirex17.zipを入手)
http://gbpvr.com/pmwiki/pmwiki.php/Hardware/WinLirc
WinLIRCでリモコンから受け取ったデータからどのボタンが押されたかを解析します。
IRExというソフトで、WinLIRCから受け取ったボタン情報をキーボード入力やマウス入力に変更します。
リモコンを押すと、キーボードを押した(マウスを動かしたり、クリックした)ことになるということです。
だからTVtest以外にも使えるということです。リモコンボタンにショートカットを割り当てたりできるということです。
WinLIRCとIRExの設定
「44.1Khz,Mono,8bit」で使ってます。サンプリング周波数をあげたほうが認識率が上がると思います。
実際にデータを作るのは面倒だと思うので、私が作成したデータを上げておきます。たぶんそのまま使えると思います。
ktv11.cfg.conf
IRExのほうは、irexe.cfgをメモ帳などで直接編集して設定します。こちらもサンプルとして私が作成したものを上げておきます。
irexe.cfg
WinLIRC、IRExとも、常駐アイコンがリモコンのボタンを押すと赤色に変わりますので認識してるかどうかはそこで確認が可能です。
WinLIRCでリモコンを認識させるデータの作成の仕方
コマンドラインで以下を実行IRRecord.exe -d AudioCapture.dll ../ktv.cfg
あとは画面の指示に従ってください(英語)。
参考記事:くろまるデジタル: KEIAN KTV-FSPCIEのリモコンでパソコン操作
設定ファイル自体はテキストファイルです。
作成してみて、反応のしにくいボタンだけ再度データを作成してそれに置き換えるなどしていくとリモコンの精度を上げることが可能です。なかなかうまく最初はいかなかったのですが、うまくいきだすと簡単に作成できます。
なぜうまくできるようになったかはわかりません。
その他
赤外線受光部ユニットは、付属のリモコン以外でも反応しますので好きなリモコンでWinLIRCでデータを作成すれば使えるようになります。スポンサーリンク
コメント一覧
名前:匿名 :
ありがとうございました。
プロファイルを使わせていただき、
無事に動作しました。
私のはk1108に付属のリモコンですが、
リモコンの信号パターンが違っていましたので
その部分だけ自分でコピペして使用できました。
参考までご報告させていただきます。
2012/03/04 23:24
名前:匿名 :
今回、OSをXPからWindows8(64bit)に移行しまして、
再度、参考にさせて頂きました。
どうもありがとうございます。
win8では念のため互換モードで動作させていますが、
問題ないようです。
私の場合、ktv11.cfg.confファイルのフォルダを
C:\Program Files (x86)\WinLIRCにしたので、
最初の設定画面でフォルダを指定してあげただけで移行できました。
ご報告まで。
2012/12/11 02:02
名前:管理人 :
ご報告どうもありがとうございます。
実際に動作した報告は、非常に参考になります。
2012/12/11 02:10