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はじめに
・Fedoraでテレビ録画 | Dazzling World 2・Ubuntu Music Hour KEIAN [KTV-FSPCIE] + recfsusb2n for linuxで地デジ
を参考に作業を進めました。また、KTV-FSPCIE(KTV-FSUSB2)は、Bondriverを使用可能なようにWindows環境ですでに処理済みのものを用います。購入したままでは、使用できません。
本記事では、動画再生にVLCを用いてますので事前にUbuntuに導入してください。
ソフトの導入の仕方、端末(ターミナル)の使い方などは、以下の記事を参考にしてください。
・Ubuntuで「隠しファイルを見る」「コマンドを実行する」「ソフトを導入する」方法
事前設定
端末(ターミナル)にて以下の手順でコマンドを実行していきます。$以降を実際に入力して、[Enter]キーを押して実行です。
sudo を実行後は、ログインパスワードを要求されますので入力してください。
1.video グループの作成
$ sudo groupadd videoすでにある場合はエラーになりますが、気にせず次へ
2.video グループにデバイスを使用するユーザーを追加
$ sudo gpasswd -a ログインユーザー名 videoUbuntuにログインしているユーザー名を指定します。
3.パーミッションルールの追加
$ sudo gedit /lib/udev/rules.d/89-tuner.rules
メモ帳(エディター)が立ち上がるので、以下を記述して保存してください。
# FSUSB2N SUBSYSTEM=="usb", ENV{DEVTYPE}=="usb_device", ATTRS{idVendor}=="0511", ATTRS{idProduct}=="0029", MODE="0664", GROUP="video"
5.パーミッションルールを反映させる
$ udevadm control --reload-rules
6.電源を切って、KTV-FSPCIEを接続して再起動
7.KTV-FSPCIEが認識しているかどうかの確認
$ lsusb -d 0511:認識していれば以下のようなものが出力される
Bus 001 Device 002: ID 0511:0029 N'Able (DataBook) Technologies, Inc.
recfsusb2nの導入
1.boostライブラリ (boost::threadとboost::filesystem)を入手$ sudo apt-get install g++ libboost-thread-dev libboost-filesystem-dev
2.recfsusb2nのダウンロードと解凍
ダウンロード:recfsusb2n
http://tri.dw.land.to/fsusb2n/recfsusb2n.html
私が使用したのは、recfsusb2n-0.9.2.tar.gzです。
コマンドで作業してもよいですが、私はブラウザ(Firefox)でダウンロードして、ダブルクリックで書庫解凍ソフトを立ち上げて、展開(解凍)しました。
ブラウザからダウンロードしたものは、「ダウンロード」フォルダにあります。また、「ホーム」フォルダにtvなどの作業フォルダを作成して、そこにコピーして解凍しました。
3.recfsusb2nのコンパイル
$ cd FSUSB2N $ make解凍したフォルダに移動して、そこでmakeを実行するとコンパイルされます
4.エラーになった場合
linux@linux-virtual-machine:~/tv/FSUSB2N$ make g++ -g -Wall -pthread -D_LARGEFILE_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -DB25 -c -o em2874-core.o em2874-core.cpp em2874-core.cpp: 静的メンバ関数 ‘static EM2874Device* EM2874Device::AllocDevice()’ 内: em2874-core.cpp:126:37: エラー: ‘class boost::filesystem3::directory_entry’ has no member named ‘string’ em2874-core.cpp:128:47: エラー: ‘class boost::filesystem3::directory_entry’ has no member named ‘string’ make: *** [em2874-core.o] エラー 1私の環境だとこのようなエラーになり、コンパイルできませんでした。
そこで、参考にしたサイトの通りに以下のように変更します。
解凍した中の「em2874-core.cpp」というファイルをテキストエディターで開いて
126行目と128行目あたりを変更します。
// バスに繋がっているデバイスでループ
if (!boost::filesystem::is_directory(*dev_iter)) {
// 開く
// if (pDev->openDevice(dev_iter->string().c_str())) {
if (pDev->openDevice(dev_iter->path().string().c_str())) {
isFound = true;
// if(log) *log << "device: " << dev_iter->string() << std::endl;
if(log) *log << "device: " << dev_iter->path().string() << std::endl;
break;
}
}
4行目=元の126行目7行目=元の128行目
この修正をして再度、「3.recfsusb2nのコンパイル」を実行します。
しかし、またエラーになりました。
省略 /usr/bin/ld: note: 'boost::system::system_category()' is defined in DSO /usr/lib/libboost_system.so.1.46.1 so try adding it to the linker command line /usr/lib/libboost_system.so.1.46.1: could not read symbols: Invalid operation collect2: ld はステータス 1 で終了しました make: *** [recfsusb2n] エラー 1
参考にしたサイトの通りに以下のように変更します。
解凍した中の「Makefile」というファイルをテキストエディターで開いて以下のように変更します。
LIBS = -lpthread -lboost_system -lboost_thread-mt -lboost_filesystem
#LIBS = -lpthread -lboost_thread-mt -lboost_filesystem
LIBSのところをの前の#の位置が修正前と違います。この修正をして再度、「3.recfsusb2nのコンパイル」を実行します。
私の環境では、エラーなくコンパイルができました。
recfsusb2nというファイルができているはずです。
5.recfsusb2nを /usr/local/bin/ にコピー
$ sudo cp recfsusb2n /usr/local/bin/
動作確認
1.ファイルに出力して再生$ recfsusb2n -bv 24 30 test.ts24チャンネル(物理チャンネル)の映像を30秒間、test.tsとしてファイルに出力
test.tsをVLCで再生すれば、うまくいっていれば映像と音がでます。
2.リアルタイムに表示
$ recfsusb2n --b25 24 - - | vlc -24チャンネル(物理チャンネル)をVLCでリアルタイムに表示
とりあえす映像と音が出るまで確認しました。
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