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レビュープラスさんで、「挑戦〈新たなる繁栄を切り開け! 〉 (大前研一通信 特別保存版 PartVII)」のレビュー案件があったので参加してみました。
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大前研一他 (著)で、ビジネス・ブレークスルー出版事務局と書かれている本は、大前氏が創設した通学不要のオンライン大学のBBT大学(ビジネス・ブレークスルー大学)に興味ある人向けではないか?と思います。
前半部分が、その本が発行されれた時の大前氏の提言のまとめ(ダイジェスト)と、後半部分からがBBT大学受講者?の意見を取り上げられているという形式になっているようです。
ダイジェスト的な部分と、後半部分のエアーキャンバス(AC)発言集?とかがあって、ある意味バランスが取れた構成なのかもしれません。
読んでみた感想
1章は、大前の最近の提言で、2章が、答えがない時代への「挑戦」ということでBBT大学関連、3章が、問題解決思考への「挑戦」ということで大前通信関連となっています。<<1章>>
アカデミック・スマートからストリート・スマート
国家のかたち
・ボリューム国家
経済規模が大きく、人口・労働力のボリュームがあり、低コストの人件費を強みとした「工業国家モデル」で急成長した国々。
ブラジル・ロシア・インド・中国
・クオリティ国家
経済規模が小さく、人口は300万人から1000万人で、一人あたりのGDPが400万以上。人件費は高いが、それをカバーできるだけの高い付加価値を生み出す能力と生産性を備えている。
スイス・シンガポール・フィンランド・スウェーデン・デンマーク
経済規模が大きく、人口・労働力のボリュームがあり、低コストの人件費を強みとした「工業国家モデル」で急成長した国々。
ブラジル・ロシア・インド・中国
・クオリティ国家
経済規模が小さく、人口は300万人から1000万人で、一人あたりのGDPが400万以上。人件費は高いが、それをカバーできるだけの高い付加価値を生み出す能力と生産性を備えている。
スイス・シンガポール・フィンランド・スウェーデン・デンマーク
本書では、日本は「クオリティ国家」目指すべきではないか?そのためには道州制導入がよいのではないか?というような流れで書かれています。
実際問題、その方向がよいかは別として、国として戦略的になることと、国家の形ついて考えることは良いことだと思います。ただ、日本の場合、かなり前から迷走しているとは個人的には思います。
アメリカモデルは、どういう国家の形なのか?はわかりませんが、そのモデルを導入しようとして中途半端に導入され、貧富の格差が開いたが、それが経済全体に良い影響を与えているのか不明であるとか、2大政党制と小選挙区制を導入したが、うまく機能しないとかですね。
東京の一極集中も歯止めなく進み・・・
義務教育の役割、大学の職業訓練所化、社会人の再教育
現状の教育に関する問題点をあげて、こうすればどうか?ということが書かれていました。学歴インフレ
アジア型詰め込み主義か、北欧型「考えさせる教育」か?
<<2章>>
ハードスキルとソフトスキル
・ハードスキル
マーケティング、統計学、財務、ロジカルシンキングなどのビジネスに必要とされる専門的な能力やフレームワーク
・ソフトスキル
相手の信仰宗教を尊重して行動しつつビジネスを円満に進められるといった、目に見えない力、つまりコミュニケーション能力
リーダーシップなども含まれる
両方のスキルがないと、ビジネスで結果を出せないと本書では書かれています。マーケティング、統計学、財務、ロジカルシンキングなどのビジネスに必要とされる専門的な能力やフレームワーク
・ソフトスキル
相手の信仰宗教を尊重して行動しつつビジネスを円満に進められるといった、目に見えない力、つまりコミュニケーション能力
リーダーシップなども含まれる
逆に「スキル」である以上、ある程度は身に着けることが可能だとも解釈できます。
<<3章>>
ロシアの立ち位置
極東での中国依存度と、エネルギー問題にからめて、日本はロシアと経済協力をとかそういうたぐいのことが書かれている。石炭火力の見直し
政権交代がうまくいかない理由
世界の教育のトレンド
視野が大きく、スケールが大きいのは良いが・・・
現実の問題は、それだけでは解決できないとは思う。目の前の問題を解決するつもりで始めたことが、いつの間にか問題解決でなくて、問題分析、問題解析になてしまっていたら、本末転倒ではと思う。たとえば、仕事ができない、出世できないという問題が、解決できない。たしかに、世界平和や日本の経済と比べれば、ささいな問題ですが・・・。
勉強のための勉強が、問題だと思うのなら、気を付けたほうがよいと思う。本来の目的を見失うことについて・・・。
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