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応募した時に、大前研一氏の文章をどこかで見かけた気がしたのですが、先ほど、Evernoteで検索をかけたら判明しました。「[教えて大前先生] 日立に入社、即日辞表を提出 大前研一入門【第17回】:プレジデントオンライン」という記事が最初の出会いで、それ以外のことは私はこの人について知りません。
実際本を読んでみたのですが、2章以降は大前氏が創設した通学不要のオンライン大学のBBT大学(ビジネス・ブレークスルー大学)説明(宣伝)になっていました。事例として読むのは悪くない気もするけど、実際にBBT大学を検討している人にとっては良い本でしょう。
第1章は、問題提起的な文章になっていて、それが2章以降のこうしたらよい的な実例の説明になるわけです。1章に関しては最後の方に、私が感じた感想を書いておきます。
その前に、レビュープラスの他の人の感想
検索で見つけた分だけリンクを貼っておきます。・進化する教育【レビュー】 « HPSTYLING BLOG
・ケン・マネジメント公式ブログ 組織変革&人材力強化、そしてマネジメント国際化: 書評 『進化する教育-あなたの脳力は進化する!-(大前研一通信特別保存版 PART VI』(大前研一、ビジネス・ブレークスルー出版事務局=編集、2012)-実社会との距離感が埋まらない教育界には危機感をもってほしい
・21世紀の教育に経済性は必要か : けいちゃんのガシブロ!@常在現場
・いろいろ楽しむのもいいんじゃない? 電子書籍 『進化する教育』を読んでみました。
・せのび道: 大前研一氏の学び論『進化する教育』を読んでビジネスインパクトのある人材になろう!
この本を読む前に、大前研一氏の原点を読むのがよさそうに思う
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企業参謀や続企業参謀のほうを読んでもよいでしょう。
基本的な発想や思想はこれで、後は焼き直しみたいなものだと思います。だから、原点を抑えるのが一番理解する早道だと思います。
あと、この人はコンサルタントだという点も重要だと個人的には思います。考え方や発想の原点がそうだということなんです。
1章あたりの問題提起部分について思うこと
「教師のいうことを聞くな」というのは、いつの時代にもどこの世界でも正しい真理だと思います。おそらく、無条件に聞くべきでないというニュアンスだと思います。あと、主導権は教師にあるのでなくて、親や子供側にあるべきだと考えないと、ダメでしょう。親が、子供の脳を守れるのは、親が主体性を持っているからで、世の中や教師のいうことに流されてはダメだと思います。もちろん、流された方が良い場合もありますから、ケースバイケースでその都度、見極めが必要でしょう。
ここで、「教師」の代わりに、別の何かに変わるというのは危険です。それは教師が、違うものに変わっただけで、全然問題が解決されていない可能性があるからです。
たとえば、教師が「大前研一氏」にすり替わっても同じだということなんです。また、BBT大学に行けば、何か変わるだろうとかそういう発想も危険なわけです。他者依存性や、また何かを手に入れれば大丈夫という発想はよろしくないのだと思います。
何かを手に入れても、それは人生を切り開くための道具にしかすぎず、それをどう使うかは本人の意思や考え次第なのです。
何かに煽られ、何かに心を動かされて、判断を誤るのは意外と若者にありがちな話ですが、そういうときほど冷静にものを考えるべき時もあります。
私とこの本とは相性がよくないみたい
私自身の思想が、ビジネスパーソン、経営者、コンサル向きでないことと、そのような思想をある程度理解できてもあまり好きでないということで、うまく伝えられません。このように、人には向き不向きがあるように、好き嫌いや相性のようなものがあるので、そういうのと合わないような方法論で人生を歩むことは、私の経験ではうまくいかないような気がします。
相性が良くないために、うまくその論理や考えを使うことができないのも原因だと思います。
経営者的な思想の場合は、トリアージ的な考えをすることが多い気がします。人材・資源の制約の著しいという条件下で最善をというトリアージ的な話が、いつの間にか人材・資源を最小限にするということにすり替わってる気が個人的にはしますが、そのあたりは価値観だと思うので、これ以上は何とも言えません。
僕は、日本の片隅で、普通に働いて生活したいだけなんだ
世界に通用する人材になろうとか、世界に羽ばたこうとか思わないというのも、この本との相性が良くないのだと思います。しかし、世界に通用する人材で、世界に羽ばたこうと考えるひとでも、地に足をつけてそこからスタートする心構えは必要でしょう。
浮足立って、うわべだけとかそういうのを獲得できても、周りを見てる限りでは、たいていは役に立たないことになりかねません。「心・技・体」と三位一体でないと効力を発揮しないものもあります。技(テクニック)だけでは、ダメだというパターン。
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