低線量被爆の危険性について(安全性について)

  • 投稿 : 2016-12-16
危険性と表現するか、安全性と表現するかは、価値観次第。
私の価値観では、危険性と表現します。

発表のポイント
・少量ずつ長期間被ばく(低線量率被ばく)した際の発がんリスクについて、直接的な評価に初めて成功した。
・被ばくに起因するがんと自然に生じたがんを遺伝子解析で区別できる特殊なマウスを用いて被ばく後のがんの発生率を調査した。
被ばくの総量が同じでも、時間当たりの被ばく量が少ないほど、被ばくに起因するがんのリスクは低下することがわかった。
・時間当たりの被ばく量がある程度以下になると、まったく被ばくしていない場合と同等になる。
「じわじわ」被ばくの発がん影響を動物実験で明らかに-モデルマウスを用いて低線量率被ばくに起因する発がんリスクを直接的に評価- | 量子科学技術研究開発機構

「被ばく総量が同じでも、時間当たりの被ばく量が少ないほど・・・」というのは重要な感じがします。

私の理解が間違ってなければ1日あたりの被ばく総量が同じでも、2時間で集中的に被ばくするか、10時間で被ばくするかでは、たぶん違う雰囲気がします。
1日を1か月とか1年とかに置き換えてみればOKのような。



危険度合いが分かりにくいけど、低線量だからというだけでは安全だとはいえないというのは事実のようです。
逆に言うと、ある一定量以下の場合は、被爆してないのと同じ結果になっているというのも興味ぶかいところです(安全性?の話でしょうね)。

今回の結果は、従来の統計的な手法では発がん率の増加がわからなかったレベルの低い線量率(じわじわと少しずつ長期間浴びる)の放射線被ばくの場合に、被ばくに起因するがんが実際にどのくらい増加しているかを直接的に示しました。しかしながら、その程度は小さいこと、また線量率が十分に低くなれば、たとえ長期間被ばくしようとも、その発がんへの影響は見えなくなることも実験的に明らかにしました。
「じわじわ」被ばくの発がん影響を動物実験で明らかに-モデルマウスを用いて低線量率被ばくに起因する発がんリスクを直接的に評価- | 量子科学技術研究開発機構

従来の統計的な手法では発がん率の増加がわからなかったレベルの低い線量率というのが、今回の話ですね。わからなかったのを良いことに、私から見て乱暴だと思われる論理を展開してた人もいたので、そういうのを聞いた人は、この件も含めてちょっと検討してみる価値はあると思う。

自身で考えなおしてみればよいだけで、わざわざ喧嘩になるような人にぶつけることはやめたほうが良いと思う。


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タグ#健康