PCとUSBシリアルで接続する
接続Qua stationのSDカードストがある側のUSB端子の上部にある端子が、シリアル接続用の端子のようです。左から、RX,TX,GNDです。Tera Term
・USBシリアル(USB To TTL)CH340モジュールでパソコンと接続
・Tera Termで、シリアルコンソールを表示
・u-boot のコンソールに入る
カーネルをビルドする
自己責任で!!Ubuntu 20.04 (パソコン)で作業しました1.ダウンロード&展開ファイルの入手BPI-W2-bsp-w2-4.9-v1.0.ziphttps://g
・bpi-w2.dtbとuImageを作成
起動用のUSBメモリーを作成する
コマンドでなくても、Ubuntuの標準で入ってる「ディスク」というアプリでも簡単に作成できます。
・100M → FAT bpi-w2.dtbとuImageを配置
・残り → Ext4 Arch Linux または Ubuntu Baseを配置
USBメモリーを2つの領域にわけて、それぞれFAT形式、Ext4形式で作成します。
Arch Linuxを起動させる
ダウンロード
ArchLinuxARM-aarch64-latest.tar.gz
https://archlinuxarm.org/platforms/armv8/generic
上記ファイルをダウンロードしてきます。
USBメモリーに展開
ファイルをUSBメモリーの2つ目の領域に展開します
Qua stationで起動
USBメモリーをさして、電源をいれて、u-bootコンソールに入ります。
fatload usb 0 0x01f00000 /bpi-w2.dtb
fatload usb 0 0x03000000 /uImage
env set bootargs earlycon=uart8250,mmio32,0x98007800 console=ttyS0,115200n8 initrd=0x02200000,0x7F0000 root=/dev/sda2 rw rootwait rootfstype=ext4 init=/sbin/init selinux=0 nmi_watchdog=1 devtmpfs.mount=1
env set bootcmd 'booti 0x03000000 - 0x01f00000'
b2ndbc
u-boot のコンソールで上記コマンドを順番に実行していきます
こんな感じで起動します。ID:root、Password:rootでログインできます。
上記コマンドで、コンソールに定期的に表示されるメッセージを消すことができます。
Ubuntu Baseを起動させる
ダウンロード
ubuntu-base-16.04.6-base-arm64.tar.gz
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-base/releases/16.04/release/
USBメモリーに展開
ファイルをUSBメモリーの2つ目の領域に展開します
$ sudo tar xzvf ubuntu-base-16.04.6-base-arm64.tar.gz -C /mnt
$ sudo umount /mnt
展開後の作業
ファイルを展開するだけでは、ログイン画面の手前までしか行きません
USBメモリーに展開した後に以下の作業を行いました。
・rootパスワードの設定
・ユーザーの追加
・ttyS0のログイン許可
「Ubuntu-base arm64 rootfs」でGoogle検索すると、やり方が出てくると思います。
追記:2021/05/07
ubuntu-baseの展開ダウンロードubuntu-base-16.04.6-base-arm64.tar.gzhttp://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-base
・rootパスワードの設定
・ttyS0のログイン許可
のやり方は上記記事で!!
Qua stationで起動
Arch Linuxの時と全く同じように起動させます。
動画での説明
Arch Linuxの補足
追記:2021/04/29
Ubuntu 20.04(パソコン x86)で、ARM(aarch64)用のaarch64をインストールする方法です。chroot(arch-chroot)と「mount --rbind」を使
Wi-Fi接続できるように、必要なものをインストール
デバイス一覧表示iw devip link上記コマンドで表示できます。wlanから始まっているものが、Wi-Fiだと思います。今回はwlan0を使っ
Wi-Fi接続に成功
インストール# pacman -S xorg-server-xvfb# pacman -S x11vnc# pacman -S fluxbox# p
ネットワークにつながったので、GUIが使えるようにVNC接続
Ubuntu Base関係の補足
ubuntu-base-16.04.6-base-arm64で確認しましたarm64版特有の部分がありますライブラリの導入ネットワークがつながらないので、別PCのUbuntuでch
コメント一覧
名前:ひろ :
とてもわかり易い記事をありがとうございます。
ubuntuの展開後の作業部分、ttyS0のログイン許可がググった方法ではうまく動作しておらずログインコンソールが開かれません。
ubuntuの展開後の作業の手順を教えていただきたいです。
2021/05/07 01:57
名前:管理人 :
【Ubuntu base arm64】シリアル接続からログインできるようにする
https://blog2.k05.biz/2021/05/ubuntu-base-ttys.html
追記したブログ記事です。
2021/05/07 05:24
名前:ひろ :
とても早い対応ありがとうございます。
早速試した所無事ログインができました。
自分の環境だとRAMが1.5Gb認識
WiFi,BtがUSBで認識されていない(LSUSBに出てこない)のですが管理人様の環境では認識していますでしょうか?
2021/05/07 17:53
名前:管理人 :
■メモリ
root@localhost:~# free
total used free shared buff/cache available
Mem: 1677644 27164 1573704 9640 76776 1427064
Swap: 0 0 0
■ネットワーク
root@localhost:~# ls /sys/class/net
eth0 lo rename3 rename6 wlP1p1s0 wlp0s0
私の環境では、wlp0s0が、2.4GhzのWi-Fiでした。
■
sudo cp -r ~/qua/BPI-W2-bsp-w2-4.9-v1.0/SD/bpi-w2/BPI-ROOT/lib/modules/ /mnt/lib/
カーネルを作成したときの
/BPI-W2-bsp-w2-4.9-v1.0/SD/bpi-w2/BPI-ROOT/lib/modules/フォルダーのモジュールをコピーしないと、Wi-Fiは認識しないと思います。
2021/05/07 21:23
名前:ひろ :
ありがとうございます。
どうやらコピーするときに-rが抜けていたことが原因で正しくロードされていなかったようです。。。
無事にんしきできました。
2021/05/08 21:35
名前:さか :
記事とても参考になりました。
USBに刺しっぱなしというのもアレなので、せっかくなのでeMMCから起動できるようにしたいです。
よろしければ手順を教えていただけないでしょうか。
自分なりにやってみたのですが、USBのuImageからemmcを起動は出来るのですが、全てeMMCから起動できません。。。
2021/06/07 13:46