ドライヤーで故障したノートパソコンを修理できた話

  • 投稿 : 2018-09-11
  • 更新 : 2019-07-14
自己責任で!!
失敗すると、二度と起動しないノートパソコンになるかと思います。=>ゴミになる

症状

・Lenovo G560で発生
・30分以内に熱暴走っぽい症状が起こる
・電源を入れなおすと、起動するが、同じ症状になる
・扇風機の風を当てても、変わらない
・CPUファンは、動作している
・HDDには異常がないみたい
・Windows10を再インストールするも症状変わらず
・夏になってから症状がでた
・Windows10 Updateの1803以降に発生した
・Windowsの起動に時間がかかりすぎるような
・Windowsのログオン処理に時間がかかりすぎるような
・1か月以上、こんな感じで、不調
・ひどくなったのは、2週間前ぐらいから

熱暴走っぽい症状
・Windowsが固まって、電源OFF以外はできない
・画面が乱れて、固まる場合もある
・動画を見てるときにおこることが多い

熱暴走としてはおかしな症状
・起動後、5分程度でも起こることがある
・特に、重い処理をしてなくても起こる
・扇風機を当てていても起こる

症状としてはこんな感じです。

いろいろ考えてみたのですが、過去に、メモリー関係で治ってることがあったことを思い出しました

<今回>
なぜか熱暴走みたいな症状が表れる
=>メモリーを差し治すと治る

2018/06頃
Lenovo G560の修理と現状【2018年】 – 某氏の猫空

起動してからログオンして使えるまで、6分ぐらいかかってこれは遅すぎるということで検索で調べた中でもしかしたらこれかもと思って試すと現象が解消されました。


うちのG560も、4GBのTranscend製と標準の2GBのSamsung製で使用してました。たぶんスロットの故障とかじゃないとは思いますが、4GB1枚にしたら治ったのでよしとしましょう。

2015/10頃
Lenovo G560で、Windows10の起動が遅すぎる時の対策 – 某氏の猫空

もしかして、「メモリースロットが怪しいのではないか?」という仮説をたてると、つじつまが合うような気がします。でもって、メモリースロットって壊れるようなものじゃない気がするので、ハンダクラック?とかそういうあたりではないか?という想定もできます。上記の2つも常識的に考えて、少しおかしいわけですからね。

ちょっと目視してみたんですが、
・素人である
・老眼気味である
・チェック方法がわからない
で、見るだけ無駄でした。

ただ、MacBook Proをトースター(オーブン)で修理とか、PS3をヒートガンやドライヤーで修理というのをネットで見かけていたので、その路線で何とかなるんじゃないかなぁとは思いました。

検索で調べたもの

ノートパソコンの基板(マザーボード)は、手ハンダではなく、基板にクリーム状のハンダを印刷した上に、チップマウンターという自動機によってマシンガンのようなスピードで並べられた後、リフロー炉という電気炉の中を約250℃の温度で熱することにより、ハンダを溶融接合して大量生産されています。

ところが、電子部品の大きさはまちまちですから、部品によっては熱容量が不足してハンダが完全に溶融しない半溶融状態でハンダ付けされている箇所が発生することがあります。(メモリスロットは比較的大きい部品ですのでよく発生しています。)

部品に力が加わらない間は、電気的な導通をなんとか保っていますが、増設メモリのように出荷後に人の手によって直接力が加わるような箇所のハンダは、応力が掛かることによって割れたりヒビが入ったりすることがあります。

こうした場合、ノートパソコンは起動が不安定になったり、フリーズしたり、充電が正常にできないなどの不具合を発生します。
個人様向けサービス メモリスロットのハンダ割れ修正手術

メモリースロット関係でも、ハンダクラック?みたいなことは起こりえるようです。

後ろへ向かって前進 Act.2: メチャクチャ不安定だったZBOX MAGNUS EN1060を修理に出す(メモリスロットハンダ付け修理)

ノートpcのメモリスロットの故障について - ノートPC 解決済み| 【OKWAVE】

排気口からドライヤーの温風を
20秒ほど吹き込んでみる
という方法で解決したというのです。
「ほんまかいな(笑)・・・温風じゃなくて冷風のほうがいいんじゃないの(笑)」と思いつつも、とりあえず試してみることにしました。
パソコンの電源を入れ排気口にドライヤーの熱風を吹き込むことおよそ15秒くらい・・・突然画面が点灯し見慣れたロゴが表示されるではありませんか!
ドライヤーで故障したパソコンを修理したというお話 - 欧文印刷スタッフブログ

この事案をみて、希望を持ちました。

GPU半田割れ修理の方法について - Studio Yamada
ジャンクパソコン復活記録3 - BUNBUNの新ゆるゆる日記

実際に、適当にやってみる


・メモリースロットから、メモリーを抜く
・メモリースロットに垂直にドライヤーの口を5㎝程度近づけて、熱風を吹き付ける
・1か所20秒で、横にずらして、5か所を同じようにする(計:1分30秒程度)

こんな感じで、あまりよく考えずに温風を当てました。

この状態で、メモリースロットの上のところにある「ヒートシンク」もかなり熱くなっていました。直接熱風をあててないのですが・・。仕方がないので、扇風機にあてて、冷やしました。

冷えたら、メモリースロットにメモリーを1枚(4GB)を搭載して、組み立てて、Windows10を起動させて動作を確認します。
30分ぐらいGyaoの動画を見てみましたが、問題が発生しなくなりました。

その後
・数日問題がない
・10時間ぐらい連続使用しても、問題が発生しない
ということで、メモリースロットのハンダクラック関係が原因じゃないかなぁと思います。

ただ、この修理方法は、応急処置に過ぎないので、そんなに長くは使えない気がしますが、また症状が起こったら追記します。たぶん、再度ドライヤーの温風をあてるだけで復活できそうな気はします。

追記:2019/07/14
・冬は越せたんだけど、結局、ダメっぽい
・原因は、メモリー関係部分、グラフィック部分、電源部分っぽいけど、何が悪いのかは不明

=>新しいパソコンに2019/05に買い替えた

スポンサーリンク

タグ#修理